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零雨リクエスト、攻めにょた企画。
私自身の構想ですと、全7話+おまけを予定しております。
にょた化がが苦手な人は閲覧を避けてください。
私自身の構想ですと、全7話+おまけを予定しております。
にょた化がが苦手な人は閲覧を避けてください。
※末沢針弥
「針弥、起きてください。」
誰かが僕を起こそうとする。
けど、僕には触れずに声だけで僕を呼ぶ。
声の高さからして女性だ。
来鈴さんかな?
「何か悪い事しましたっけ……?」
寝返りをうって声のする方を向く。
すると、黒い服に大きな胸が見えた。
あれ、来鈴さんってこんな美人さんだったっけ?
不思議に思って見上げると、見知らぬ黒髪美人の人がいた。
「あれ……?誰ですか?」
僕が聞くと、その人はくすりと笑った。
「針弥、まだ気づかないんですか?」
「へ?」
「貴方を針弥と呼ぶ人間なんてこの場所では一人しかいないでしょうに。」
起き上がって改めてその人を見つめる。
そう言われると、僕をそう呼ぶのは一人しかいないし、どことなくその面影が見える。
「もしかして……牙狼さん?」
「よかった、気づいてくれましたか。」
牙狼さんがなんで女の子になっているんだろう。
僕が理由を聞く前に牙狼さんが話し始めた。
「察しの悪い針弥の事です、どうして牙狼さんが女の子に?と思っている事でしょう。理由は簡単ですよ、魔術師の仕業です。恐らく芳賀あたりの犯行でしょう。」
「ああー……巫斗ちゃん、だっけ?」
「やめて下さいよ、あの人をそう呼ぶのは。バカのペースにのまれるだけですよ。」
「あ、ごめんなさい。」
そして僕はずっと布団の中にいた事を思い出す。
すぐに布団から出て着替えようと思ったけど、今の牙狼さんの前で着替えるのはなんだか恥ずかしい。
「牙狼さん、僕着替えますので一旦ラウンジで待っててもらっていいですか?」
「どうして?」
「え、えっと……今の牙狼さん美人だから……恥ずかしいっていうか……」
牙狼さんは、恥ずかしがる僕を呆気にとられながら見つめるも、すぐに何かを思いついたのかにやりと笑う。
「分かりました、先にラウンジに行ってますね」
と、笑顔で僕の部屋を出た。
牙狼さんが笑うときって、絶対何か企んでる時なんだよね……。
どういう作戦なのかは当然僕に察しが付くわけないから、いつも牙狼さんのいいようにからかわれてしまう。
着替えながら、先ほどの牙狼さんの姿を思い出す。
長く伸びた黒髪に、女性の中だと綺麗だと思えるような顔立ち、細身の身体。
牙狼さん、すごく美人になってたなぁ……。
なんだかこっちがドキドキするほどに。
あんな人と付き合ってたら、そりゃ緊張しっぱなしなんだろう。
でも、僕は今あの美人の牙狼さんと付き合っている。
そう思うと、顔から火が出そうな程熱くなる。
着替えはとっくに終わったのに、僕は牙狼さんの姿をずっと妄想していた。
「針弥?」
「が、牙狼さん!?」
いつの間に牙狼さんが僕の部屋に戻ってきていた。
なんだかさっきより、胸が強調されているような気がする。
「いつまでも来ないから、不思議に思って来たんですよ。」
「え、あ、ごめんなさい!」
牙狼さんを待たせていた事を思い出して、すぐに頭を下げる。
当の牙狼さんは、くすくす笑っている。
「いえ、いいですよ。私の作戦も効果があるみたいですから」
「作戦?」
僕が聞いても牙狼さんははぐらかすだけだ。
「針弥は気にしなくていい事です。さて、どこかに行きませんか?ずっとここにいても退屈でしょう?」
「えええええっ!?街に行っちゃうの!?」
「私は、どこか、としか言ってませんけど」
あ、と口を噤む僕。
牙狼さんは思い通りなのか、また妖しくくすりと笑う。
「まぁ、この辺でいい娯楽といったら街しかないのも事実ですけどね」
「街にはあんまり行きたくないなぁ」
「どうしてです?」
「今の牙狼さんを、他の人に見せたくないんです」
「……ほう」
「だって、今の牙狼さんって美人さんで可愛くて……それで、変な誤解されるの嫌だな、って……」
僕はだんだんと声が小さくなり、尻すぼみになってしまう。
牙狼さんが可愛いから悪いんだ。
女の子になったってだけなのに、僕の気持ちがこんなにも揺らいでしまう。
牙狼さんは、とうとう大笑いし始めた。
「ああ、よかった。針弥もまだ男の子だったんですね」
「男の子って……僕を試してたんですか!?」
「当たり前でしょ。俺が露出の高い着方をして、わざわざ言葉遣いまで作ってたのも、全部針弥を試すためなんですから」
言葉遣い、そんなに変わっていたかな……?
牙狼さん、元から嫌らしいほど丁寧な言い方する人だったからな……。
「針弥が、今の俺に欲情するのか、試したんですよ」
「ひっどいですよ、牙狼さん」
牙狼さんはまだ笑っている。
僕は頬をふくらまして怒った。
「牙狼さん、いつまで笑うのさー」
「だって、欲情どころか独占したいとまで考えているとは……思ってなかったんでね」
牙狼さんが妖艶に僕に近づき、押し倒して組み敷いた。
「うわっ」
「針弥がそんなに俺を独り占めしたいってんなら……いいですよ」
牙狼さんが耳元でそんな言葉をささやく。
「牙狼さーん……おかしくなりそーだよ……」
「おかしくなってしまえばいい」
僕らは互いに微笑んだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
鹿屋のせいで、妖しい話になっちまったよ。
「針弥、起きてください。」
誰かが僕を起こそうとする。
けど、僕には触れずに声だけで僕を呼ぶ。
声の高さからして女性だ。
来鈴さんかな?
「何か悪い事しましたっけ……?」
寝返りをうって声のする方を向く。
すると、黒い服に大きな胸が見えた。
あれ、来鈴さんってこんな美人さんだったっけ?
不思議に思って見上げると、見知らぬ黒髪美人の人がいた。
「あれ……?誰ですか?」
僕が聞くと、その人はくすりと笑った。
「針弥、まだ気づかないんですか?」
「へ?」
「貴方を針弥と呼ぶ人間なんてこの場所では一人しかいないでしょうに。」
起き上がって改めてその人を見つめる。
そう言われると、僕をそう呼ぶのは一人しかいないし、どことなくその面影が見える。
「もしかして……牙狼さん?」
「よかった、気づいてくれましたか。」
牙狼さんがなんで女の子になっているんだろう。
僕が理由を聞く前に牙狼さんが話し始めた。
「察しの悪い針弥の事です、どうして牙狼さんが女の子に?と思っている事でしょう。理由は簡単ですよ、魔術師の仕業です。恐らく芳賀あたりの犯行でしょう。」
「ああー……巫斗ちゃん、だっけ?」
「やめて下さいよ、あの人をそう呼ぶのは。バカのペースにのまれるだけですよ。」
「あ、ごめんなさい。」
そして僕はずっと布団の中にいた事を思い出す。
すぐに布団から出て着替えようと思ったけど、今の牙狼さんの前で着替えるのはなんだか恥ずかしい。
「牙狼さん、僕着替えますので一旦ラウンジで待っててもらっていいですか?」
「どうして?」
「え、えっと……今の牙狼さん美人だから……恥ずかしいっていうか……」
牙狼さんは、恥ずかしがる僕を呆気にとられながら見つめるも、すぐに何かを思いついたのかにやりと笑う。
「分かりました、先にラウンジに行ってますね」
と、笑顔で僕の部屋を出た。
牙狼さんが笑うときって、絶対何か企んでる時なんだよね……。
どういう作戦なのかは当然僕に察しが付くわけないから、いつも牙狼さんのいいようにからかわれてしまう。
着替えながら、先ほどの牙狼さんの姿を思い出す。
長く伸びた黒髪に、女性の中だと綺麗だと思えるような顔立ち、細身の身体。
牙狼さん、すごく美人になってたなぁ……。
なんだかこっちがドキドキするほどに。
あんな人と付き合ってたら、そりゃ緊張しっぱなしなんだろう。
でも、僕は今あの美人の牙狼さんと付き合っている。
そう思うと、顔から火が出そうな程熱くなる。
着替えはとっくに終わったのに、僕は牙狼さんの姿をずっと妄想していた。
「針弥?」
「が、牙狼さん!?」
いつの間に牙狼さんが僕の部屋に戻ってきていた。
なんだかさっきより、胸が強調されているような気がする。
「いつまでも来ないから、不思議に思って来たんですよ。」
「え、あ、ごめんなさい!」
牙狼さんを待たせていた事を思い出して、すぐに頭を下げる。
当の牙狼さんは、くすくす笑っている。
「いえ、いいですよ。私の作戦も効果があるみたいですから」
「作戦?」
僕が聞いても牙狼さんははぐらかすだけだ。
「針弥は気にしなくていい事です。さて、どこかに行きませんか?ずっとここにいても退屈でしょう?」
「えええええっ!?街に行っちゃうの!?」
「私は、どこか、としか言ってませんけど」
あ、と口を噤む僕。
牙狼さんは思い通りなのか、また妖しくくすりと笑う。
「まぁ、この辺でいい娯楽といったら街しかないのも事実ですけどね」
「街にはあんまり行きたくないなぁ」
「どうしてです?」
「今の牙狼さんを、他の人に見せたくないんです」
「……ほう」
「だって、今の牙狼さんって美人さんで可愛くて……それで、変な誤解されるの嫌だな、って……」
僕はだんだんと声が小さくなり、尻すぼみになってしまう。
牙狼さんが可愛いから悪いんだ。
女の子になったってだけなのに、僕の気持ちがこんなにも揺らいでしまう。
牙狼さんは、とうとう大笑いし始めた。
「ああ、よかった。針弥もまだ男の子だったんですね」
「男の子って……僕を試してたんですか!?」
「当たり前でしょ。俺が露出の高い着方をして、わざわざ言葉遣いまで作ってたのも、全部針弥を試すためなんですから」
言葉遣い、そんなに変わっていたかな……?
牙狼さん、元から嫌らしいほど丁寧な言い方する人だったからな……。
「針弥が、今の俺に欲情するのか、試したんですよ」
「ひっどいですよ、牙狼さん」
牙狼さんはまだ笑っている。
僕は頬をふくらまして怒った。
「牙狼さん、いつまで笑うのさー」
「だって、欲情どころか独占したいとまで考えているとは……思ってなかったんでね」
牙狼さんが妖艶に僕に近づき、押し倒して組み敷いた。
「うわっ」
「針弥がそんなに俺を独り占めしたいってんなら……いいですよ」
牙狼さんが耳元でそんな言葉をささやく。
「牙狼さーん……おかしくなりそーだよ……」
「おかしくなってしまえばいい」
僕らは互いに微笑んだ。
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鹿屋のせいで、妖しい話になっちまったよ。
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