煩悩爆発。

じらして楽しむ話。
R18未満。

※榎本恭二
氷河をベッドの上で押し倒す。
氷河は抵抗することなく、倒れこんだ。
それからすぐに、氷河の服の上から胸を触る。
びくりと反応する氷河が可愛すぎる。
「なに、してんだよ」
ヤる気のなかった氷河は、それだけ言う。
本気で嫌ってわけでもなさそうな、ただ俺に言わせたいだけの質問。
それに俺は答えず、氷河の首筋を舐める。
「ん、ぅっ……」
くすぐったそうに小さく声を出す氷河。
そのまま耳元で答える。
「氷河が色っぽいから、悪いんだって」
「なんだよ、それ……」
困ったように微笑む氷河。
合意とみた俺は、まず氷河の眼鏡を外して、机のうえに置く。
「あ、こら恭二……！」
普段はあまり見えないうすら青い瞳が俺を見つめる。
引き込まれるように抱き寄せてキスをする。
「んぅ……は、っ……」
舌を入れて、氷河の口内を弄ぶ。
息を求めて声を出しちゃう氷河が色っぽくて、キスが深くなっていく。
「んん……っ！」
唇を放すと、氷河が息を吐く。
「あぁ、俺だめかも」
「へ？」
「華奢で腰細くてちょっとだけ引き締まった身体とか俺に触られるだけで感じちゃうとことか、全部、俺を欲情させる。駄目だよ、氷河。そんなに色っぽいと……他のやつにとられちゃいそうで、不安になる」
氷河の服の下から腰のラインをなぞるように触れる。
そこから流れて乳首に触れる。
それだけでまた氷河がぴくりと反応する。
「ぁ、ん、きょうじ……！」
「もー……ずるいっしょ……氷河はー」
そういう喘ぎ声出すのずるい。
もっともっと、聞きたくなるから。
「脱がしていい？」
「いい……」
ぐったりとして氷河が動かないので、俺がボタンをゆっくりと外す。
好んでかYシャツを着ていることが多いので、中途半端に服をまとっているという俺を更に煽っていく淫らな格好になる。
無理矢理してるみたいで、ぞくぞくする。
「っ、ん……！」
身体を舐めただけでびくりと身をよじらせる。
「氷河ってさ……結構可愛い声で、感じてくれるよね……」
「ち、違う……！可愛いを意識したつもりはねぇ、んだって……！」
「実際、可愛いからね」
「……んなこというな」
恥ずかしそうに目を伏せる氷河も可愛い。
そのせいで首筋が露になる。
そこを舐めてから、聞く。
「ね、もらっていい？」
「ああ……」
遠慮なくその首筋に牙を刺す。
「い、っ……！」
身体が痛みで跳ねるから、抱き締めて抑える。
大人しくなった氷河の血を啜る。
満足して牙を抜く。
「う、ぁっ……」
痛みに顔を歪める氷河を再び抱き締める。
「氷河、やっぱり氷河の血が一番だよ」
「おれの、じゃなくて、神血が、だろ？」
「違うよ、氷河が一番。」
血を抜かれてふらふらしている氷河を、ゆっくり寝かせる。
「なぁ、恭二……」
「ん？」
「ヤるんだろ……？」
「氷河が色っぽいから、我慢なんか出来ない」
「いい……おれも、したかったから……」
氷河が上目遣いで見つめてくる。
そんな淫らな格好で、そんなこと言われたら……なぁ。
「じゃあ、もっともっと、乱れて」
「わかってる……」
今日は、焦らしてみるってのは、どうだろう。

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感じて、びくりと震えるのがえろくて。
んぅ、って言っちゃうのがえろくて。
脱げかけのYシャツだけ羽織ってたらえろくて。

その他たくさんの理由で、氷河はエロすぎる。
そんな煩悩の話。

複数で無理矢理だとさらにいいんだけど。
喧嘩に負けて芳示にされるのもいいし。
病んでる丙にされるのもいいし。
略奪愛の雨境にされるのもいいし。
モブに無理矢理複数プレイもいいし。
媚薬でも盛られて氷河からされにいくのもいいし。
レイゼーに無理矢理でもいいし。

氷河は受けだ。
ってのを、再認識する。