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可愛らしいですね。



・まどろっこしいやり方
※津川朋康
俺は、あることで悩んでいた。
机の上においた便箋。
そこに俺の言いたいことを全部書こうと思ったんだ。
いわば恋文。ラブレター。
けど、言葉が全く出てこずにいた。
好きとか愛してるとか書くの恥ずかしいじゃん。
「うーん、どうしよー……」
もうこれを書くことすら止めてしまおうか。
そしたら、俺が密かに思いを抱えるだけですむんだから。
でも、そもそもそれが嫌だから書こうと思ったんだよね。
叶わないのはわかってる。
けど、知ってくれたら無茶をしないようになるんじゃないかと期待してる。
俺は氷河が苦しんでるとこ見たくないから。
「津川ー、ちょっといいか?」
「うわああああっ!?」
廊下から氷河の声がした。
慌てて便箋を引き出しに入れて、ドアをあける。
「ど、どうしたのさ、氷河?」
「悪ぃな、驚かせちまったみたいで。なんかしてたのか?」
「ううん、なんも、なんにもしてない!」
手を横にぶんぶん振ってまでして、誤魔化す。
情けないね、俺って。
「津川、ライフル貸してくれないか?」
「え、ライフル?」
「得意な属性弾の方じゃなくて、普通の。」
「ふ、普通のね。あんまり持ってないからなー。氷河が気に入るのあるかなぁ?」
氷河が得意なのは、軽めな方だよね。
だったら、反動を押さえた奴のがいいかな。
氷河に似合いそうなライフルを、持ち出して渡す。
俺の部屋に三つだけライフルがおいてあってよかった。
「はい、これでいいかな?」
「ありがとな、津川。すぐ返すから」
「あ、うん。いつでもいいよ」
氷河はすぐに部屋を出ていってしまった。
何にあのライフルを使うんだろう。
無茶なことしなければいいけど……。
「って、なんで言えないんだろ……」
さっき思ったこと、そのまま口に出せればよかったのに。

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津川がかわいくなっていた。






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