もうここに書く事ないわ

・魔族

乃木坂：では、次は魔族についてお願いします。
白河：これは本物に話を聞くのがいいだろう。
イシア：それで私か？私は魔族の中でも変わり者だぞ。
小泉：魔族、か……？
イシア：私はハーフではないぞ。純粋な魔族だ。まず、魔族といっても二種類ある。力に秀でた魔族と魔力に秀でた魔族だ。
乃木坂：ほう。
イシア：私は力に秀でた魔族だな。人間の何倍もの力を持つ。魔力がないわけではないが、得意ではない。
小泉：で、魔力よりの魔族ってのは？
イシア：魔術を研究する魔術師のような連中だ。そのくせ、魔術師とかかわるのを嫌っている。めんどうな連中だよ。いや、魔族は総じて人間とかかわりを持ちたがらない。
小泉：それで、お前が変わり者ってわけね。
イシア：私は、弱きものの味方だ。人間やハーフも嫌う道理はないからな。
乃木坂：なるほどねぇ。魔族に街とかあるんですか？
イシア：あるが、それはかなり奥まった場所だ。人を受け入れない連中だからな。結界を張りつつも、力で追い返す事もある。
乃木坂：取材にはいけそうにないですねぇ。
イシア：やめたほうがいい。殺されるかもしれんぞ。
小泉：それは怖いな。
イシア：魔族はあまり関わりを持たない。私が変わり者なだけで、他の魔族は街から出る事もない。
乃木坂：引きこもりですねぇ。
イシア：言ってやってくれ。あいつらは聞きもしないがな。
小泉：魔族は、しばらくかかわりそうにねぇな。
乃木坂：では、切りましょうか。