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本部×学パロ。

妄想を一つ具現化。

※???
教室で肘を付いて座る男がいた。
そいつは人のいい性格で知れた奴だが、時々凍り付くような冷たい目をしている。
俺はその目に惚れていた。
理由は分からない。ということはこれは一目惚れで、恋という奴なのだろう。
俺は欲しいものは手に入れる不良だ。
何日か前から俺はあの男をつけていた。
つけ始めた日に名前を知った。
瀬戸氷河。凍り付くような冷たい目をした男。

つけていく度に彼についていろいろ知る事が出来た。
榎本、天城、大浦と仲が良いと言う事。
時々、俺以外の不良に絡まれていたこと。
そして、その不良を自ら潰していた事。

それらを知るたびに俺は瀬戸氷河に惹かれていった。
欲しい。あいつが欲しい。

満月の明かりが妖しく輝く夜。
初めて瀬戸氷河が俺に話し掛けた。
足を止めて、振り向かぬまま。
「どういうつもりですか。最近、ずっとつけまとってますよね。」
あの目に似合うような冷たい言葉。
「ようやく俺に気付いてくれたのか」
「最初から気付いてたけど。どういうつもりですか?」
「俺はお前に惚れたんだよ。俺の物になれ」
「……意味分からないんですけど」
「分からなくていい。俺は欲しいものは全て手に入れる不良だからな!」
バールのような棒を振り上げる。
この棒は何処で拾ったのか忘れた。
そもそもバールのようなものって何のネタだろうか。
だが、今それはどうでもいい!
瀬戸氷河の頭を狙ったそれは、彼に止められた。
振り向かぬまま、片手で受けとめられてしまった。
「不意討ち、慣れてんすよ。……というか手を出したって事は、やっていいって事だよな?」
棒を奪い取られ、すぐに急旋回して振り向く彼。
その勢いで俺の脇腹に向け、棒を叩きつけられた。
「ぐぅ……っ!」
余りにも急な出来事と予想以上の威力に頭が追い付かない。
月明かりに照らされて見えた彼の表情は笑っていた。
明るい笑顔ではなく、口端を釣り上げた嘲笑うかのような笑顔。
彼は奪い取った棒をこちらに放り投げる。
「これにこりたら、二度とストーカーなんかすんなよ。二度目はどうなるか分かんないぜ?」
じゃあな、と手を軽く振りながら、歩いていった。
あれは、月か。
凍り付いた月のような男だ。
「月には……届かないな」

-----------
アホ妄想第一弾。
男前氷河。
学パロにしてしまいました。
本部世界じゃこんなに強くないから。

戦闘好きの設定が強くなってきました。

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