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いわゆる散弾みたいな短文集。
本部恐悦宴祭のシナリオをちょっと。
本部恐悦宴祭のシナリオをちょっと。
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 プロローグ
ふらりと人通りのない交差点を渡る。
今思えば、交差点に人通りがないことを不思議に思うべきだった。
「――っ!」
路地を曲がる一人の男に見覚えがあった。
「俺……?」
その姿はもう一人の自分。
ドッペルゲンガーではない、もう一人の自分。
「どうなってんだよ、あれ……!」
この街に人通りがないのは、深夜だからでも、本部主宰の格闘大会が間近だからでもない。
何か見えない力が動いているからだ。
自分の後を追うのは止めた。
明日、調べればいい。
・宴祭シナリオ、アーケード共通 開宴
※篝祇亜須磨
「随分、外部の連中が混ざっちまったが、これより恐悦宴祭を始める!」
白河さんが、開会宣言をした途端に、ヒートアップする会場。
小泉さんが、マイクを奪い説明をはじめた。
「よっしゃ、簡単にルールを説明するぜ!この大会は、トーナメント式に行う!誰と誰が当たるか、ってのはランダムに振らしてもらうぜ!そして、一人勝ち上がった奴が優勝だ!わっかりやすいだろ?」
次に芳賀さんが、マイクを奪う。
「考えたの私だからね!そして、ステージは君達の深層から作り上げるよ!本部の広さだけじゃ足りないからね!だから、ちょっと閉鎖的になるけど、スクリーンに映すから、安心してね!」
最後に白河さんが、マイクを奪い返す。
「武器は全部使っていい!殺すつもりでやり合え!そうしたって死なねぇはずだからな!いいか、お前ら!これは宴で祭だ!盛り上がれよ!」
本当に白河さんは、祭事が好きな人だ。
そして小泉さんが、電光掲示板を差す。
「さぁ、注目の第一戦!相手は――!」
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 第n話
「ちっ、次は芳示かよ……!」
大会で早々に試合をしてしまい、順調に勝ち上がってしまったせいで、昨日のもう一人の自分を探せないでいた。
負けるのも嫌だし、大会には芳賀さんと怪しい人物も関わってるからな。
これも怪しい線ではある。
「はっ、随分焦ってんな、氷河。またなんかに巻き込まれてんのか?」
「巻き込まれてるよ!」
「うわ、当たりかよ。そういや、昨日も杖持って、どこかに消えてったよな。」
「それは俺じゃなくて、ええと……!」
「まぁいい!そんなのは、ここに関係ねぇからな!お前が何使おうが構いやしねぇよ!」
「ああ、もう!誤解されたまんまだし!かかってきやがれ、馬鹿野郎!」
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 第n話
決勝まで進んでしまった。
なんでだろう。
「さっすが氷河!ここまで来てくれると思ってたぜ!」
最後の相手は、恭二かよ。
並の吸血鬼以下とはいえ、力は人以上だ。
まともにやりにくいな……!
「最後は恭二かよ、やりづらいな!」
「祭だろ?なら、暴れるしかねぇじゃん!」
太刀を振り回して、こちらに向ける。
「氷河、かかってこいよ。吸血鬼の力を見せてやるからさ!」
「半分だけの癖によく言うよ。そっちこそ神血の魔力に焼かれないように気を付けな!」
・宴祭シナリオ、アーケード共通 ※瀬戸氷河 乱入者!
恭二を倒して、優勝までした。
これで昨日のもう一人の自分を探せる……、と安堵した時に、パキ、と嫌な音がした。
「素晴らしい!ハイスコアだよ、君は!これから延長戦と行こうじゃないか!」
パリン、と空間が割れ、魔術師らしき男が飛び出してくる。
そして、俺の腕をとり、小声で囁く。
「――真実が知りたいんだろう?全ては夢の中さ。」
「まさか、黒幕――っ!」
そのまま足元にあった異空間に引きずり込まれた。
ここからは、宴祭じゃない。
ただの事件だ。
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 延長戦
宇宙空間のような異空間に放り出された。
魔術師が名乗る。
「僕は恋賀棺月。道化師さ。さて、実力のある君に四つの扉を用意した。赤、妖、魔、白。開けられるのは一つだけ。君ならほとんどが因縁深いだろう。さぁ、入りたまえ!」
「ちょ、ちょっと、わけ分かんねぇって!」
恋賀が、戸惑う俺の背中を押す。
「ここは僕の作り出した夢だ。それだけは言っておこうかな。」
「じゃ、黒幕は」
「でも、この先の僕が作った夢に勝てなきゃ戦ってやらない。真実だって伏せたままさ。せっかくの格闘大会だ。己の実力で示してみてよ!」
「そこまで言われちゃやるしかねぇな……」
そうして選んだ扉は――。
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 夢から作り出した呪言 魔
扉の先には、現実と色の反転した交差点が広がっていた。
そこにいたのは、もう一人の自分。
「よっ、魔銃士な俺」
そいつは気さくに話し掛けてきた。
「おいおい、どーしたんだよ、その有り得ないものを見るような目は。俺は魔術師だぜ?」
「いや、それが有り得ない」
「魔術師マジカル氷河、ってやっぱやってみてぇじゃん。せっかく魔術師の才能があったんだしさ。」
杖をくるくると振り回して、ポーズをとる。
何処かの魔法少女もののポーズを。
「や、止めろ、黒歴史ぃっ!」
銃を奴に向ける。
「っはは、いいねぇ。どっちが本物になるか勝負だな!」
「くたばれ、黒歴史!」
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 夢から作り出した呪言 赤
赤い扉の先には、紅い屋敷の一室。
かつて捕われた事のある場所。
「あら、貴男でしたか。瀬戸氷河」
凛とした真性の吸血鬼。
アルリス。
こんな大会など嫌うような女がそこにいた。
「なんで、ここに……」
「何故、ここにいるかなんて分かりませんわ。私は弟を連れ戻しに来ただけ。」
彼女の身体がブレる。
やはり夢だ。
「ふむ、対峙してしまえば戦うしかないようですね。」
夢と確信すれば、大丈夫だ。
銃を構える。
竦む足を押さえて。
「言っておきますが、私は弟ほど甘くありませんよ?」
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 夢から作り出した呪言 白
扉の先には、牢獄のような一室。
パンドラを企む悪魔の住む地下。
そこには同じように捕われていた少女がいた。
「あ、おにーちゃんだ」
「最火……!?」
邪竜ファフニールである最火。
魔物の中でも、恐れられた種族。
幼い少女でありながらも、だ。
「どーしたの、おにーちゃん。そんな怖い顔して。」
「怖くも、なるだろ……。封じたはずなのに……!」
「封じた?何言ってるか分かんないけど、ここは、殺しあいの場なんでしょー?なら遊ぼうよ、おにーちゃん!」
最火の目が変わる。
ゆっくりと銃を構える。
「そんなもので、我が倒せると思うのならばな!」
-----------
長くなりましたが、宴祭シナリオの散文です。
簡単にアルリスと最火の話だけしましょう。
アルリスは、ナルシスト吸血鬼レイゼーの姉であり、グレツァイト家の主です。
真性の真性。吸血鬼らしい吸血鬼。
最火は、邪竜ファフニールが擬人化した者です。
12才くらいの少女ですが、中身はプライドの高い邪竜。スイッチが切り替わるように態度が違います。
パンドラの思想の賛同者であり利用された少女です。
では、この辺で。
ふらりと人通りのない交差点を渡る。
今思えば、交差点に人通りがないことを不思議に思うべきだった。
「――っ!」
路地を曲がる一人の男に見覚えがあった。
「俺……?」
その姿はもう一人の自分。
ドッペルゲンガーではない、もう一人の自分。
「どうなってんだよ、あれ……!」
この街に人通りがないのは、深夜だからでも、本部主宰の格闘大会が間近だからでもない。
何か見えない力が動いているからだ。
自分の後を追うのは止めた。
明日、調べればいい。
・宴祭シナリオ、アーケード共通 開宴
※篝祇亜須磨
「随分、外部の連中が混ざっちまったが、これより恐悦宴祭を始める!」
白河さんが、開会宣言をした途端に、ヒートアップする会場。
小泉さんが、マイクを奪い説明をはじめた。
「よっしゃ、簡単にルールを説明するぜ!この大会は、トーナメント式に行う!誰と誰が当たるか、ってのはランダムに振らしてもらうぜ!そして、一人勝ち上がった奴が優勝だ!わっかりやすいだろ?」
次に芳賀さんが、マイクを奪う。
「考えたの私だからね!そして、ステージは君達の深層から作り上げるよ!本部の広さだけじゃ足りないからね!だから、ちょっと閉鎖的になるけど、スクリーンに映すから、安心してね!」
最後に白河さんが、マイクを奪い返す。
「武器は全部使っていい!殺すつもりでやり合え!そうしたって死なねぇはずだからな!いいか、お前ら!これは宴で祭だ!盛り上がれよ!」
本当に白河さんは、祭事が好きな人だ。
そして小泉さんが、電光掲示板を差す。
「さぁ、注目の第一戦!相手は――!」
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 第n話
「ちっ、次は芳示かよ……!」
大会で早々に試合をしてしまい、順調に勝ち上がってしまったせいで、昨日のもう一人の自分を探せないでいた。
負けるのも嫌だし、大会には芳賀さんと怪しい人物も関わってるからな。
これも怪しい線ではある。
「はっ、随分焦ってんな、氷河。またなんかに巻き込まれてんのか?」
「巻き込まれてるよ!」
「うわ、当たりかよ。そういや、昨日も杖持って、どこかに消えてったよな。」
「それは俺じゃなくて、ええと……!」
「まぁいい!そんなのは、ここに関係ねぇからな!お前が何使おうが構いやしねぇよ!」
「ああ、もう!誤解されたまんまだし!かかってきやがれ、馬鹿野郎!」
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 第n話
決勝まで進んでしまった。
なんでだろう。
「さっすが氷河!ここまで来てくれると思ってたぜ!」
最後の相手は、恭二かよ。
並の吸血鬼以下とはいえ、力は人以上だ。
まともにやりにくいな……!
「最後は恭二かよ、やりづらいな!」
「祭だろ?なら、暴れるしかねぇじゃん!」
太刀を振り回して、こちらに向ける。
「氷河、かかってこいよ。吸血鬼の力を見せてやるからさ!」
「半分だけの癖によく言うよ。そっちこそ神血の魔力に焼かれないように気を付けな!」
・宴祭シナリオ、アーケード共通 ※瀬戸氷河 乱入者!
恭二を倒して、優勝までした。
これで昨日のもう一人の自分を探せる……、と安堵した時に、パキ、と嫌な音がした。
「素晴らしい!ハイスコアだよ、君は!これから延長戦と行こうじゃないか!」
パリン、と空間が割れ、魔術師らしき男が飛び出してくる。
そして、俺の腕をとり、小声で囁く。
「――真実が知りたいんだろう?全ては夢の中さ。」
「まさか、黒幕――っ!」
そのまま足元にあった異空間に引きずり込まれた。
ここからは、宴祭じゃない。
ただの事件だ。
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 延長戦
宇宙空間のような異空間に放り出された。
魔術師が名乗る。
「僕は恋賀棺月。道化師さ。さて、実力のある君に四つの扉を用意した。赤、妖、魔、白。開けられるのは一つだけ。君ならほとんどが因縁深いだろう。さぁ、入りたまえ!」
「ちょ、ちょっと、わけ分かんねぇって!」
恋賀が、戸惑う俺の背中を押す。
「ここは僕の作り出した夢だ。それだけは言っておこうかな。」
「じゃ、黒幕は」
「でも、この先の僕が作った夢に勝てなきゃ戦ってやらない。真実だって伏せたままさ。せっかくの格闘大会だ。己の実力で示してみてよ!」
「そこまで言われちゃやるしかねぇな……」
そうして選んだ扉は――。
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 夢から作り出した呪言 魔
扉の先には、現実と色の反転した交差点が広がっていた。
そこにいたのは、もう一人の自分。
「よっ、魔銃士な俺」
そいつは気さくに話し掛けてきた。
「おいおい、どーしたんだよ、その有り得ないものを見るような目は。俺は魔術師だぜ?」
「いや、それが有り得ない」
「魔術師マジカル氷河、ってやっぱやってみてぇじゃん。せっかく魔術師の才能があったんだしさ。」
杖をくるくると振り回して、ポーズをとる。
何処かの魔法少女もののポーズを。
「や、止めろ、黒歴史ぃっ!」
銃を奴に向ける。
「っはは、いいねぇ。どっちが本物になるか勝負だな!」
「くたばれ、黒歴史!」
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 夢から作り出した呪言 赤
赤い扉の先には、紅い屋敷の一室。
かつて捕われた事のある場所。
「あら、貴男でしたか。瀬戸氷河」
凛とした真性の吸血鬼。
アルリス。
こんな大会など嫌うような女がそこにいた。
「なんで、ここに……」
「何故、ここにいるかなんて分かりませんわ。私は弟を連れ戻しに来ただけ。」
彼女の身体がブレる。
やはり夢だ。
「ふむ、対峙してしまえば戦うしかないようですね。」
夢と確信すれば、大丈夫だ。
銃を構える。
竦む足を押さえて。
「言っておきますが、私は弟ほど甘くありませんよ?」
・宴祭シナリオ 瀬戸氷河 夢から作り出した呪言 白
扉の先には、牢獄のような一室。
パンドラを企む悪魔の住む地下。
そこには同じように捕われていた少女がいた。
「あ、おにーちゃんだ」
「最火……!?」
邪竜ファフニールである最火。
魔物の中でも、恐れられた種族。
幼い少女でありながらも、だ。
「どーしたの、おにーちゃん。そんな怖い顔して。」
「怖くも、なるだろ……。封じたはずなのに……!」
「封じた?何言ってるか分かんないけど、ここは、殺しあいの場なんでしょー?なら遊ぼうよ、おにーちゃん!」
最火の目が変わる。
ゆっくりと銃を構える。
「そんなもので、我が倒せると思うのならばな!」
-----------
長くなりましたが、宴祭シナリオの散文です。
簡単にアルリスと最火の話だけしましょう。
アルリスは、ナルシスト吸血鬼レイゼーの姉であり、グレツァイト家の主です。
真性の真性。吸血鬼らしい吸血鬼。
最火は、邪竜ファフニールが擬人化した者です。
12才くらいの少女ですが、中身はプライドの高い邪竜。スイッチが切り替わるように態度が違います。
パンドラの思想の賛同者であり利用された少女です。
では、この辺で。
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