本部の話でありますが、なんだかメタ的な話を。

本部シリーズにカテゴライズはあえてしない。

※木津樹甘良
このシリーズは、亜須磨君が『主人公』だ。
それは揺るがないことだ。
そして、とある場面ごとの『主人公』。
それは時に、柊君であったり、路也君であったり、神谷さんであったり、ま、僕であったりね。
これらは一時的なものであって、所詮僕らはサブキャラクターでしかない。
最近、瀬戸君が出張っているけどね。
彼は『ヒロイン』に過ぎない。
吸血鬼のヒロインでしかないんだよ。
だから、彼が被害にあうことはあれど、主人公的活躍はしないんだよ。
それは吸血鬼の役目だ。
さらに言ってしまえば、彼は人間には愛されない。
最後には吸血鬼に貰われてしまうのさ。
残酷じゃないかって？
それでも、世界がそういう風に出来ているからな。
僕には、手のうちようがないよ。
それに、僕は瀬戸君があまり好きではない。
だって怖いじゃないか。あれほどまでに人外に愛される男なんて。
彼は人間に愛されてはいないんだよ。
ああ、天城君と大浦君がいたか。彼らは人間だねぇ。物好きな。
後、茅野ちゃんかな。いや、彼女も人間ではないな。
ま、幸い彼も僕をあまり好きではないみたいだからいいけどね。
それからー……何を言おうかな。
え？僕の立場？
いやいや、ただの『元主人公』じゃだめかい？
目的？ないない、そんなの。
僕はただ人間を思って魔物や魔術師を討伐していますよ。
にしては、胡散臭い？
やだなぁ、藤野君や小浜君じゃあるまいし。
僕は元であれ『主人公』であった。
それは、ラスボス的フラグを消したことを意味するんだよ？
……しかし、最近は主人公がラスボスになるゲームもあるらしいね。
随分前からあったって？
うーん、どうしよう。フラグ折れてないや。
じゃ、ここで言わせてもらおう。
『僕は悪じゃない』
これでいいだろ？信じられないなんて言わせない。

ん、時間？
あーあ、瀬戸君罵って終わっちゃった。
彼以上に人間でないやつなんて、いくらでもいるのにな。
そいつらのほうが僕は嫌いなんだけどね。
僕は、人間以外はあまり好きじゃない。
理由？まぁ、いくらでもあるよ。
さーて、と。任務に行こうかな、っと。
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この木津樹の語りには結構深い意味があります。
特に、亜須磨と木津樹と氷河について。
亜須磨は本部シリーズ通しての主人公です。
だから、どこでも主人公的活躍をする事が出来る。
氷河は吸血鬼の世界のヒロインです。
自分が魔術師に捕らわれても、自分が助けに行くことはできない。
本部シリーズのヒロインでもないので、ただの被害者。
まぁ、本部シリーズのヒロインでも文句ない活躍してますけど。
治癒術あるから、そうしてもいいけど……。
うーむ……。科学に関わりにくいんだよね。
そして、木津樹以下元主人公。
一度主役のスポットを当てられますが、それだけ。
サブキャラクターでしかない。

そんな話をゆがめて伝えてみました。