二個目です。
管理部編。

・天涯 緋昂(幽夜)
「やっと…見つけた…」
「ふむ、在原幽夜君か。モルモットが籠から出てくるなんて、管理部は何をしているんだ。」
「管理部長は倒したんだよ…。」
「なるほど。だから君には不可思議な傷がついているのだな。」
「うるせぇ…っ！」
「無理をしないで欲しいな。生徒にはちゃんと卒業して欲しいからね。」
「させる気もねぇ癖に。」
「それはない。生き残った学生はちゃんと表の学園で卒業式に参加してもらう。」
「その前にその実験を終わらせてやる！」

・莱桃 竺雨(幽夜)
「もうはっきり言うわ。刀を持ち歩いてる学生が、平和に暮らせると思うか？」
「ぐっ…それは…。」
「な？そしたらお前は管理部…学園の影で暮らすしかないねん。」
「なら、瑠子さんや波乃…亜須磨は違うだろ！」
「あれもあれで、刀を持ち歩いてるようなもんなの。」
「そうなのか…？」
「ほら、いったいった。」

・帋夜 美也子(竺雨)
「莱桃様。もう少し真面目に業務をなさってください。」
「しとるよ。ちゃんと。」
「何処がですか。適当すぎるのですよ。貴方の書いた物は。」
「だって、殺されかけることの方が多いんだもん。嫌になるわー。」
「そうでしたね。」

・白河 光輝(幽夜)
「何もんだ、てめぇは！」
「管理部長は、ボディーガード付きかよ。」
「当たり前だろ、殺されたら困る人だからな。」
「ふーん…。でも、管理部長が校長への手がかりだからな…、追い詰めてやるよ！」
「その前に俺を追い詰めて見せるんだな！」
「ちっ…」

・先峰 抄断(幽夜、針弥)
「ふん…聖母を狙う奴がいるとはな。」
「ばれるつもりはなかったんだけど…！」
「末沢さんは逃げていいですよ。」
「在原君は？」
「聖母を解放してみようと思いまして。」
「聖母を解放か…まだそれはさせられない。」

・兎礼 彩世孤(抄断)
「先峰様、聖母を見に行ったのでは？」
「いや、エルの方を見ていた。」
「ああ…候補ですか。如何でした？」
「…まぁまぁだな。ストックがなくなったら使う。」
「分かりました。」

・残階 都万月(孝嶺)
「さて、逃亡者は何人死にましたかね。」
「さぁ…あまり報告が来ないものですから。」
「逃亡者なんだから、やり手に決まってるでしょう。」
「…そうでしたね。」
「でも、追い詰めますよ。無駄な殺人もあるのですから。」

・夜桜 孝嶺(幽夜)
「ちょっと！何で分かった！？」
「まさか殺人担当があるとは思わなかったぜ…。」
「人の話を聞いてるかい？」
「聞いてる。残階都万月。あんたが瑠子さんを…！」
「待て。こちらにまず用件を言ってもらいたいんだが。」
「ん？お前を斬ればボスが出てくるって？」
「…そういうことかな。」

・イシア(依里阿)
「もう諦めたらどう？」
「そりゃこっちのセリフだよっ！」
「ふん…魔族にそんなものが通じると思っているのか！？」
「魔族…？」
「そんなものも知らないの！？」
「知るか！」
「秘密だったかしら？まぁいっか！」

・留川 一瀬(水城、依鶴、音々)
「柊水城！お前の目的は分かってるんだよ！さっさと出てきて殺されやがれ！」
「結構理不尽だなぁ…。」
「無理やり出したっていいんだぜ！おらよっ！」
「いきなり砲撃！？」
「あの人にはよくあること。」
「結界張るわよ！」
「ちいっ！巫女とかそういうのはめんどくさくてかなわねぇ！」
「俺を追いかけてた人のセリフか？」
「対策済みだ！そんなものぶっ壊してやる！」

・津川 朋康(才臥、条然)
「ぐっ…！？」
「あれぇ。人が来るから思わず撃っちゃったけど、殺していい人だったかなぁ。」
「才臥！だからあれほど言ったのに…っ！」
「大丈夫だっつの…ってぇ…」
「大丈夫じゃないだろ！ああ、えっと止血？」
「何でこっちに来たのかな？」
「管理部を…いや、ボスを倒すんだよ…」
「ふーん、これはやっていいのかな？」
「やめろ！才臥を殺すなよ！」
「うわっと…。お前も撃たれてみます？」
「あ…う…」

・神坂 美都依(彩貴)
「うあー、疲れたよー。彩貴、お茶ー。」
「はいはい。護衛する身にもなってよね。」
「分かってるわよ。すごい嫌われてるもんね、私。」
「分かってるならよし。はい、姉さんお茶。」

・神坂 彩貴(路也)
「あんたもいい加減にしなさいよね。借りてるだけじゃないの。」
「その借りてる間にあさぎに何してるんだよ！」
「それは私は知らないわ。姉さんに聞いてよ。ま、会わせないけどね！」
「なら、お前を倒すまでだ！」

・刈谷 智香(彩貴、路也)
「彩貴さん。手伝いますよ。」
「智香、いいところに着たわね！こいつを追い返しなさい！」
「分かりました！行きます！」
「二対一とか卑怯だろ！」
「ふん、知らないわ。私は帰るし。」
「えええっ！？放置！？」

・天宮 魔那(幽夜)
「んんー？どしたの、迷子？」
「そう迷子。ここは？」
「ここは研究室だよ。今はあさぎちゃんって子を捕まえてる場所。」
「路也の妹さん？」
「そう。えーとね、どこだっけな、部屋…。」
「それ、バラしていいのか？」
「やばっ！」

・千早 夜月(亜須磨)
「亜須磨！」
「夜月…おまえ、管理部だったのか。」
「ああ…学生研究員をしているんだ。」
「そんな…嘘だろ…」
「君は、管理部の敵なのか…？」
「あ、ああ…」
「残念だよ…！」

・山下 朱雀(幽夜)
「今の白河は幸せそうだからな。強いぜ、そこらの殺人者バイターよりも。」
「し、幸せ…？」
「ああ、憧れの莱桃さんの側にいられるんだ。あいつにとっては最高の幸せだろ？」
「憧れの人につけるのは確かに幸せかもな…。」
「だから、気をつけることだね。」