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コラボ第二弾。
存在し得ない学生。
キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが
自称半分名探偵助手
小城 リリス
こじろ リリス
迷惑な名探偵
黒塚 裕
くろつか ゆう
最強の現国教師
赤空 葉菊
あかぞら はぎく
存在し得ない学生。
キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが
自称半分名探偵助手
小城 リリス
こじろ リリス
迷惑な名探偵
黒塚 裕
くろつか ゆう
最強の現国教師
赤空 葉菊
あかぞら はぎく
※瀬戸氷河
やはりルールの壁が立ち塞がる。
いくら的確に撃ち抜いても何かの作用で外れる。
「やっぱ、ダメか……」
「学生らしくないから悪いんじゃないのー?尚更怖いだけだよ、そんなの!」
魔術師が、机を落とす。
確かに魔術師は、学生服を着て学生らしいことをしているが。
……学生、らしい。
「……っは。そういうことかよ。」
この世界は、俺たちを受け入れていないのか。
だから、似つかわしくないものは排除されるのか。
そういう理屈もあるな。
そしてそれを覆す最良の方法を、教えてもらっていた。
「俺の考えとは全く違うが、葉菊さんの考えのが堅実だ。」
「君の考え?」
魔術師が興味深そうに尋ねる。
俺は、銃を奴に向けたまま答える。
「この異世界は、釣木学園をモチーフにしても、所詮はこちら側である魔術師の世界。ルールなんて簡単に覆せると思ったんだがな。彼女を巻き込んだことでルールが確立したんだ。彼女の常識を利用して異世界を釣木学園寄りにした。……違うか?」
「正解だよ。頭いいね」
仕込んだ銃器を放し、手にしていた銃も投げる。
魔術師が動揺する。
「俺は、彼女たちがいなければ覆せると思っていた。だが、葉菊さんが俺に指したのは、それを簡単に覆す裏技だ。」
「覆せるとでも?さらにここは、釣木学園寄りになったのに。」
俺は、構えをとる。
いつもの格闘スタイルだ。
「簡単だろ。学生らしければいいんだから。銃器を使うのが『らしくない』なら……」
一気に魔術師に詰め寄る。
そして勢いをつけた蹴りを放つ。
不意をついたからかもろに食らった魔術師を吹き飛ばす。
「学生らしく喧嘩でけりをつければいいじゃねぇか!」
悪い笑顔だったかもしれない。
けど、俺らしくもある。
「待って今の君じゃ喧嘩ってレベルじゃないから……」
魔術師は、そんな俺を見て引いていた。
「いやいや、こんなもんだろ?」
「何、その謙遜」
そうと決めたら構えをとり、挑発する。
「ほら、立てよ。まだ終わっちゃないんだから」
魔術師が立ち上がる。
机を宙に浮かせ、不敵に笑う。
「銃器がなければ怖くないねぇ!所詮不良の喧嘩だろ?」
「逆にお前は出来なさそうだけどな」
「インテリ派ですものー。でも、君を殺すにはじゅーぶんだよ!」
魔術師が机を飛ばす。
それをかわすが、距離を詰めれない。
余裕そうに笑う魔術師を一目見て、舌打ちする。
「……後悔させてやるよ。俺を狙った奴は、残らず締めてきたんだからな。」
それは芳示に助けられたこともあったが。
そ、それはいいんだよ!
机をかわしながら、魔術師と距離をつめる。
詰めきるたびに殴りかかるが、椅子でガードされ、なかなか思うようにいかない。
何度もそんな攻防をしているうちに、ようやくうまくいった。
「追い詰めた」
魔術師の背後は、金網フェンス。
空は、紫色の背景。
「うわ、わっ……」
「さーて、どこに落ちるんだろうな?」
逃げられないように金網に手をつく。
「どこだなんて、そんな……!?」
「言えるわけねぇよな。」
「……っ!」
爪先で床をつつく。
「関係ない女の子を利用して手を出して……許されるとは思ってないな?」
「ちょっと誤解生むよその言葉」
ここで俺の理性が切れた。
いまだにボケるかこいつ……。
「彼女を怖がらせた時点で、許すつもりはねぇんだよ!」
顔面を殴る。
魔術師はすっかりビビってる。
「じゃあな、落ちろっ!」
腹を全力で蹴り飛ばす。
フェンスを曲げて、魔術師を吹っ飛ばしたが、落とすまでに至らず、気絶した。
「ちっ……まだ甘いか」
銃器を回収する。
すっきりしたとは言えないが、事件は終わった。
「ざまぁみやがれ」
目覚めない魔術師に向けて、言ってやった。
後はリリスちゃんに柊さんの御守りを渡して、切り取ればいい。
……なんて言うかな。
いや、どう言われたっていい。
さて、ここからは裏切りの時間だ。
鋏を手に、嘲笑う。
------------------
もうちょい加筆した。
ダークサイドの話。
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やはりルールの壁が立ち塞がる。
いくら的確に撃ち抜いても何かの作用で外れる。
「やっぱ、ダメか……」
「学生らしくないから悪いんじゃないのー?尚更怖いだけだよ、そんなの!」
魔術師が、机を落とす。
確かに魔術師は、学生服を着て学生らしいことをしているが。
……学生、らしい。
「……っは。そういうことかよ。」
この世界は、俺たちを受け入れていないのか。
だから、似つかわしくないものは排除されるのか。
そういう理屈もあるな。
そしてそれを覆す最良の方法を、教えてもらっていた。
「俺の考えとは全く違うが、葉菊さんの考えのが堅実だ。」
「君の考え?」
魔術師が興味深そうに尋ねる。
俺は、銃を奴に向けたまま答える。
「この異世界は、釣木学園をモチーフにしても、所詮はこちら側である魔術師の世界。ルールなんて簡単に覆せると思ったんだがな。彼女を巻き込んだことでルールが確立したんだ。彼女の常識を利用して異世界を釣木学園寄りにした。……違うか?」
「正解だよ。頭いいね」
仕込んだ銃器を放し、手にしていた銃も投げる。
魔術師が動揺する。
「俺は、彼女たちがいなければ覆せると思っていた。だが、葉菊さんが俺に指したのは、それを簡単に覆す裏技だ。」
「覆せるとでも?さらにここは、釣木学園寄りになったのに。」
俺は、構えをとる。
いつもの格闘スタイルだ。
「簡単だろ。学生らしければいいんだから。銃器を使うのが『らしくない』なら……」
一気に魔術師に詰め寄る。
そして勢いをつけた蹴りを放つ。
不意をついたからかもろに食らった魔術師を吹き飛ばす。
「学生らしく喧嘩でけりをつければいいじゃねぇか!」
悪い笑顔だったかもしれない。
けど、俺らしくもある。
「待って今の君じゃ喧嘩ってレベルじゃないから……」
魔術師は、そんな俺を見て引いていた。
「いやいや、こんなもんだろ?」
「何、その謙遜」
そうと決めたら構えをとり、挑発する。
「ほら、立てよ。まだ終わっちゃないんだから」
魔術師が立ち上がる。
机を宙に浮かせ、不敵に笑う。
「銃器がなければ怖くないねぇ!所詮不良の喧嘩だろ?」
「逆にお前は出来なさそうだけどな」
「インテリ派ですものー。でも、君を殺すにはじゅーぶんだよ!」
魔術師が机を飛ばす。
それをかわすが、距離を詰めれない。
余裕そうに笑う魔術師を一目見て、舌打ちする。
「……後悔させてやるよ。俺を狙った奴は、残らず締めてきたんだからな。」
それは芳示に助けられたこともあったが。
そ、それはいいんだよ!
机をかわしながら、魔術師と距離をつめる。
詰めきるたびに殴りかかるが、椅子でガードされ、なかなか思うようにいかない。
何度もそんな攻防をしているうちに、ようやくうまくいった。
「追い詰めた」
魔術師の背後は、金網フェンス。
空は、紫色の背景。
「うわ、わっ……」
「さーて、どこに落ちるんだろうな?」
逃げられないように金網に手をつく。
「どこだなんて、そんな……!?」
「言えるわけねぇよな。」
「……っ!」
爪先で床をつつく。
「関係ない女の子を利用して手を出して……許されるとは思ってないな?」
「ちょっと誤解生むよその言葉」
ここで俺の理性が切れた。
いまだにボケるかこいつ……。
「彼女を怖がらせた時点で、許すつもりはねぇんだよ!」
顔面を殴る。
魔術師はすっかりビビってる。
「じゃあな、落ちろっ!」
腹を全力で蹴り飛ばす。
フェンスを曲げて、魔術師を吹っ飛ばしたが、落とすまでに至らず、気絶した。
「ちっ……まだ甘いか」
銃器を回収する。
すっきりしたとは言えないが、事件は終わった。
「ざまぁみやがれ」
目覚めない魔術師に向けて、言ってやった。
後はリリスちゃんに柊さんの御守りを渡して、切り取ればいい。
……なんて言うかな。
いや、どう言われたっていい。
さて、ここからは裏切りの時間だ。
鋏を手に、嘲笑う。
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もうちょい加筆した。
ダークサイドの話。
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