それは、ある王位達の懺悔。

「俺は、世界を氷漬けにしたかった。そうだな、世界征服といっても過言ではないだろう。世界を支配したかった。氷の世界にしたかった。だから各地を氷漬けにした。荒野を氷漬けにし、拠点の塔を作ったが、あえなく散り、殺された。」

「俺は、別に世界とかどうでもよかったんだよ。まぁ、火の海にしてみてもよかったかもな。俺は、フローズンアビスの野郎を殺したかった。それ以外はどうでもよかったんだ。けど、本部連中がフローズンアビスを殺してしまったからな。なーんかどうでもよくなっちまって、死んで終わりだ」

「新都市計画。それが俺の目的だ。海を滅ぼしそこに新都市を立てる。その為に俺は神血を利用しようと教会を襲った。だが、本部の神血が身代わりになると言い出してな。面白いからそいつで利用することにした。計画は、三歩手前ぐらいで本部の連中に壊された。」

「彼女が殺されたから、復讐しに行ったのさ。ついでに、新都市計画を壊しにな。しかし、いざ復讐相手を見に行ってみたら復讐心よりも加虐心に目覚めてしまい、からかうように神血で遊んでしまった。そしたら、さらなる復讐が待っていたのだよ。」

「あたしは、神血でからかって遊んでただけだよー？名のしらないモブを電気ショックで殺して生かしての繰り返しで、ビビらせて遊んでた。別にあたしは皆みたいにでっかい目的ないからなー。でも、あたしも殺された。愛情って怖いわよねー。」

「俺は、神血を奴隷としてとらえた。捨てた女たちの憎しみに追われ、野心のある俺の友人にまで弄ばれ、奴は心身ともに疲弊しきっていたはずだ。あと少し、奴を懐柔すれば新たな魔術大国が作れたのにな。それは、叶うことなく俺は死んだ。」

属性王位。
魔術論の基礎である属性を極めた魔術師につけられた称号。
彼らは魔術王の腹心として、思い思いに研究をしていた。

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属性王位編。
出来上がりそうだぞ、やべえ。