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落ちぶれた男の話。
パロディ。
パロディ。
・スラム貧民街
※瀬戸氷河
俺は、こんなとこに来たくて来たんじゃない。
下級でも貴族であった家は、潰されもう何も残っていない。
華やかな城下町の生活から一変、こんなスラム街まで落とされた。
荒れ果てた街だ、人としての道徳も安全も全くない。
「おいおい兄ちゃん、来るとこ間違えてんじゃねぇの?」
薄汚い不良に絡まれる。
未だに貴族時代の服を着ていたせいか、金持ちだと誤解されて狙われることが多い。
俺には、何もないのに。
「ここは、てめぇみたいな貴族様の来るとこじゃねぇんだよ!」
「命が惜しいなら金全部おいていきやがれ!」
3、4人に囲まれてしまった。
しかし、この程度の不良はなんてことはない。
ずっと黙っていると、苛立った不良が俺を殴ろうと襲いかかる。
俺はその腕を取り、奴を睨む。
「……あぁ?」
すぐに顔面にカウンターを入れる。
不良の一人を一撃で沈める。
「薄汚い雑魚が俺に触るな」
「んだと、こら!」
不良たちが一斉に襲いかかる。
触られることなくかわし、蹴りを入れていく。
最後の一人を、蹴りおとし不良たちを全滅させた。
この程度の不良は、造作もない。
なのに毎日のように絡んでくる。
ストレスは最高にたまるし、道徳も安全もあったもんじゃない。
このスラムで生きるには、力が必要だ。
権力だけじゃない。武力も必要なのだ。
俺はここで過ごしているうちに身に付けてしまった。
「お前が噂の貴族様か」
また不良が俺に絡む。
「俺は、貴族じゃねぇよ。落とされたんだ。」
「はん、元貴族様じゃねぇか。それに落とされただけならまだ金もってんだろ」
「ねぇよ。絡んできた連中から奪い取ってる」
「へぇ……ここのルールを分かってるじゃねぇか」
不良が、拳を作る。
また喧嘩かと思い、構えるとそいつは不適に笑う。
途端、後頭部に衝撃が走る。
「ぐぁっ……!?」
倒れいくなかで後ろをみやると、鉄パイプらしきものを持った男がいた。
「けどな、俺達が正々堂々喧嘩すると思ってる時点で甘いぜ」
すぐにふらつきながらも、立ち上がる。
うまく焦点があわず、膝をつく。
「俺さー、金も欲しいけど、今溜まってんだよね。その辺の女じゃもう満足できなくてな。どいつもこいつもやりつくしちまったしさぁ。」
正面の不良が俺の髪を掴み、顔をあげさせる。
「だから、貴族様なら俺を満足させてくれると思うんだよね。男とすんのも初めてだし」
くくく、と不良が笑い、地面に叩きつけられた。
「捕らえろ!」
四肢を他の連中が押さえる。
男娼みたいな真似をさせられるのだろうか。
「離せ!誰がてめぇらの……っ!」
「おいおい、貴族様だって娼婦ぐらい買ったことあんだろ?」
頭から足蹴にされる。
地面の泥が口にはいる。
「地面に這いつくばる味はどうよ?」
「……ッ、くそ、離せ、離しやがれっ!」
不良が高笑いをする。
憎しみを晴らすように。
「あっははははは、貴族様さぁ、されるの初めて?怖いんだぁ?」
「怖い、わけあるかよ……!」
「そうかい、そうかい!」
不良が足をどけると、四肢を押さえていた連中が離れる。
「お望み通りにしてやったぜ?立てよ、貴族様」
「後悔すんなよ……!」
よろめきながらも、すぐに構え不良に殴りかかる。
だが、綺麗にカウンターを決められた。
無理に身体を立たせると、今度は腹に一発入れられる。
強い一撃に、吐きそうになる。
流れるように倒され、マウントを取られた。
「ぐ……、て、めぇ……!」
「敗者は全部奪われるんだよ、金も自由も体もさ……」
不良に唇を奪われる。
こんなやつに……!
「っ、ざけんな……!」
頬を殴られる。
「……吠えるたびに一発だ。まぁ、貴族様に大人しくは無理だろうから、何発で大人しくなるかだな」
「おいおい、ボス!独り占めはなしだぜ?」
いつの間にこいつのグループ内の連中が集まってきていた。
「ん?ああ、俺のあとにやればいい。大人しくさせとくからさ」
「さっすが、ボス!」
連中が沸き上がる。
その数数十人。
スラムにしてはでかいグループだ。
「こいつら全員の性欲処理も頼むぜ、貴族様」
「……嫌だ」
また殴られる。
「おいおい、ちゃんと聞こえなかったなぁ。」
「断るっていったんだよ」
また殴られる。
「あはははは!そうか、そうか!貴族様は本当の快楽を知らねぇんだよ!教えてやるから、待ってなって!」
不良がズボンを下ろす。
「なぁに……痛いのは最初だけだって、たぶん。」
-------------------
深夜テンションで書いてたら、襲ってた。
貧民の貴族への怒りと、貴族様のプライドが合わさった作品。
※瀬戸氷河
俺は、こんなとこに来たくて来たんじゃない。
下級でも貴族であった家は、潰されもう何も残っていない。
華やかな城下町の生活から一変、こんなスラム街まで落とされた。
荒れ果てた街だ、人としての道徳も安全も全くない。
「おいおい兄ちゃん、来るとこ間違えてんじゃねぇの?」
薄汚い不良に絡まれる。
未だに貴族時代の服を着ていたせいか、金持ちだと誤解されて狙われることが多い。
俺には、何もないのに。
「ここは、てめぇみたいな貴族様の来るとこじゃねぇんだよ!」
「命が惜しいなら金全部おいていきやがれ!」
3、4人に囲まれてしまった。
しかし、この程度の不良はなんてことはない。
ずっと黙っていると、苛立った不良が俺を殴ろうと襲いかかる。
俺はその腕を取り、奴を睨む。
「……あぁ?」
すぐに顔面にカウンターを入れる。
不良の一人を一撃で沈める。
「薄汚い雑魚が俺に触るな」
「んだと、こら!」
不良たちが一斉に襲いかかる。
触られることなくかわし、蹴りを入れていく。
最後の一人を、蹴りおとし不良たちを全滅させた。
この程度の不良は、造作もない。
なのに毎日のように絡んでくる。
ストレスは最高にたまるし、道徳も安全もあったもんじゃない。
このスラムで生きるには、力が必要だ。
権力だけじゃない。武力も必要なのだ。
俺はここで過ごしているうちに身に付けてしまった。
「お前が噂の貴族様か」
また不良が俺に絡む。
「俺は、貴族じゃねぇよ。落とされたんだ。」
「はん、元貴族様じゃねぇか。それに落とされただけならまだ金もってんだろ」
「ねぇよ。絡んできた連中から奪い取ってる」
「へぇ……ここのルールを分かってるじゃねぇか」
不良が、拳を作る。
また喧嘩かと思い、構えるとそいつは不適に笑う。
途端、後頭部に衝撃が走る。
「ぐぁっ……!?」
倒れいくなかで後ろをみやると、鉄パイプらしきものを持った男がいた。
「けどな、俺達が正々堂々喧嘩すると思ってる時点で甘いぜ」
すぐにふらつきながらも、立ち上がる。
うまく焦点があわず、膝をつく。
「俺さー、金も欲しいけど、今溜まってんだよね。その辺の女じゃもう満足できなくてな。どいつもこいつもやりつくしちまったしさぁ。」
正面の不良が俺の髪を掴み、顔をあげさせる。
「だから、貴族様なら俺を満足させてくれると思うんだよね。男とすんのも初めてだし」
くくく、と不良が笑い、地面に叩きつけられた。
「捕らえろ!」
四肢を他の連中が押さえる。
男娼みたいな真似をさせられるのだろうか。
「離せ!誰がてめぇらの……っ!」
「おいおい、貴族様だって娼婦ぐらい買ったことあんだろ?」
頭から足蹴にされる。
地面の泥が口にはいる。
「地面に這いつくばる味はどうよ?」
「……ッ、くそ、離せ、離しやがれっ!」
不良が高笑いをする。
憎しみを晴らすように。
「あっははははは、貴族様さぁ、されるの初めて?怖いんだぁ?」
「怖い、わけあるかよ……!」
「そうかい、そうかい!」
不良が足をどけると、四肢を押さえていた連中が離れる。
「お望み通りにしてやったぜ?立てよ、貴族様」
「後悔すんなよ……!」
よろめきながらも、すぐに構え不良に殴りかかる。
だが、綺麗にカウンターを決められた。
無理に身体を立たせると、今度は腹に一発入れられる。
強い一撃に、吐きそうになる。
流れるように倒され、マウントを取られた。
「ぐ……、て、めぇ……!」
「敗者は全部奪われるんだよ、金も自由も体もさ……」
不良に唇を奪われる。
こんなやつに……!
「っ、ざけんな……!」
頬を殴られる。
「……吠えるたびに一発だ。まぁ、貴族様に大人しくは無理だろうから、何発で大人しくなるかだな」
「おいおい、ボス!独り占めはなしだぜ?」
いつの間にこいつのグループ内の連中が集まってきていた。
「ん?ああ、俺のあとにやればいい。大人しくさせとくからさ」
「さっすが、ボス!」
連中が沸き上がる。
その数数十人。
スラムにしてはでかいグループだ。
「こいつら全員の性欲処理も頼むぜ、貴族様」
「……嫌だ」
また殴られる。
「おいおい、ちゃんと聞こえなかったなぁ。」
「断るっていったんだよ」
また殴られる。
「あはははは!そうか、そうか!貴族様は本当の快楽を知らねぇんだよ!教えてやるから、待ってなって!」
不良がズボンを下ろす。
「なぁに……痛いのは最初だけだって、たぶん。」
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深夜テンションで書いてたら、襲ってた。
貧民の貴族への怒りと、貴族様のプライドが合わさった作品。
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