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まともな小説を書きたいと思った。
幽夜たちを書きたいと思った。

刀を持つ学生
存原 幽夜
ありはら ゆうや

無個性な学生
篝祇 亜須磨
かがりぎ あすま

サボり学生
月原 鈴夜
つきはら れいや

蹴り技の学生
宮瀬 塁禅
みやせ るいぜん

うざがられ学生
玖廊 宮兎
くろう みやと



「あーもう、テストとか勉強とかだるいぜー…」
月原鈴夜がうなだれながら机に突っ伏す。
こいつは授業中よく寝てるからだがな。
篝祇亜須磨がくすりと笑う。
「またギリギリになったら、凍也に頼むんだろ?」
鈴夜は顔を上げて、ばつが悪そうに笑う。
「凍也はこの前のテストで散々怒られたからな。頼れっかなー…」
「頼る気かよ。」
俺が突っ込みを入れると、鈴夜は悪怯れずに笑う。
「やっぱ赤点は嫌だろ。」
「だからって、授業寝るのはどうかと思うぞ」
宮瀬塁禅が、鈴夜の頭を軽く叩く。
「宮瀬は出来るからそんなことが言えるんだよ。出来ない身にもなってみろって。なぁ幽夜?」
「勝手に俺を巻き込むな!」
俺が少し刀を抜くと鈴夜がやめやめ!と手を挙げる。
亜須磨が呆れたように話す。
「幽夜は手出すの早いよね。キレやすい?」
「違う。…俺の周りが悪過ぎたんだよ、きっと」
乾いた笑いが宮瀬からも聞こえる。
「幽夜が刀を持たないといけなくなったように、俺も技を身につけないといけなくなったからな…。」
「違う、俺と宮瀬は多分違う」
俺にはあんなにうざい親友はいない。
さっそく宮瀬の親友である玖廊宮兎が宮瀬に抱きつこうと飛び掛かる。
いつもは「宮瀬ー!」と騒がしく飛び掛かるのだが、今日は驚かせるつもりだったのかこっそりと抱きつこうとしていた。
…それが大失敗だったのだが。
「宮瀬ぇっ!?」
玖廊宮兎は宮瀬に蹴り上げられた。
「いい加減にしろよな!」
宮瀬が玖廊を睨む。
玖廊は大した傷もなく起き上がり宮瀬に両手を伸ばす。
「ああ、やっぱ宮瀬最高だわ!」
「…刀だったらこいつを黙らせられたのにな。」
俺の刀を見つめてため息を吐く。
「殺すのだけはやめてくれ」
頼むから。

-----------
異形男子学生の集まり。
一度こんなものが書いてみたかった。
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