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ケージインゲームの4話です。

※小泉煉無
西チームは白虎と力比べをするようですね。
主は、芳賀さんが従える魔物の中でもトップクラスの魔物でね。
彼らが倒せるとも思えないから、問題にしたんだけど問題すら解けなさそうですね。
では、南チームを見てみましょうか。

「ああ、うざってぇなぁ!くそっ!」
乱雑に如月が魔物を切り捨てる。
「最高に苛立ってるなー、才臥」
「お前は落ち着きすぎじゃね?」
相模は冷静に如月をカバーし、不亘は危なっかしくも魔物を倒していますねー。
「主…主かぁ。津川さーん、そちらに何かいますかー?」
久奈が津川達に呼び掛ける。
津川はライフルで魔物を狙撃しながら答える。
「いませんねー!もっと物陰探さないとな…」
「物陰だね!?私、探してくるよ!」
灯野の妹が、嬉しそうに物陰を見に行く。
それを兄が守りつつ向かう。
「津川さん、伏せて!」
「えっ?…っうわ!」
津川を狙う魔物を赤羽が切り払う。
「助かりましたよ!赤羽さん」
津川は赤羽に礼を言いつつ、空の魔物を打ち倒す。
「如月、下がれ!」
「おっ?やってくれるんすか!」
莱桃が魔導書を広げる。
そして、如月が集めていた魔物を焼き払う。
「才臥!あれ!」
久奈が火の後を指差す。
そこから、赤い鳥が飛び上がる。
「やっと出たか!ちょっとどきな!」
神崎がライフルを構える。
そして狙い撃つが外してしまった。
「早い!?津川さんも手仕舞さんも打ち落とせって!」
二人が慌てて狙いを定める。
「ちょ、ちょっと待って!当たるか…?」
「矢!矢がないんだけどー!」
「しばらく援護しますから、落ち着いて下さいよ!才臥、こっち!」
相模が二人を狙う魔物を斬る。
「おう、任せろ!」
如月もそれに合わせる。
ライフルを構えた津川が撃つ。
「当たれ!」
しかし、赤い鳥はひらりとかわす。
「嘘だろ!?くっそ…」
再び弾を詰める。
「ええっ、津川さんが当てられないなら…ちょっと先読みで…!」
手仕舞が矢を射るが、それもかわされる。
『ここは速の間。私を捕らえるなら速さや知恵で私を捕らえなさい!』
赤い鳥、朱雀が問いを下す。
「斬れない奴なんて、どうすりゃいいんだよ!?」
如月が苛立ちを魔物にぶつける。
とても八つ当たりなんだが。
莱桃と神崎がにやりと笑う。
「大丈夫、如月。鳥は落とせばいいんだから」
「そうそう。どんな手段でも落ちればいいんだから。」
「……ん?」
莱桃は魔導書を開き、神崎はまた別の銃を構える。
如月達が二人を見て首を傾げていた。

南チームは、ルール違反でもするつもりでしょうか。
ま、ルールないからいいんだろうけどな。
では、北チームを見てみましょうか…

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