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やったー!100だよー!
やっちまったー!

長くなるかもしれないけど、大反省会をしましょうか。

・フルーツタルトラブストーリー
※瀬戸氷河
本部メンバー全員を集めて、何やら反省会をしようと白河さんが言った。
なんの反省会だが、さっぱり分からないんだが。
しかし、広く作られてある食堂とはいえ、全員揃うとかなり窮屈だ。
「ほら、出来たぜ」
宮代さんが、フルーツタルトを用意する。
色とりどりのフルーツが乗っていて鮮やかだ。
「さすが宮代!やっぱパーティはこうでないとなー」
莱桃さんが、真っ先に一切れ食べる。
「まだまだあるから、たくさん食べてよ」
小浜さんも宮代さんを手伝っていた。
「で、何の反省会なんですか?」
亜須磨が白河さんに聞いた。
多分、ここにいるだいたいの人が気になっていたことだろう。
「短編集が100までいっちまったから、反省会だよ。」
「メタいな!そゆこというなよ!」
思わず突っ込んでしまった。
「ああ、あれか。氷河の痛々しい魔術対戦の記録だね?」
山下さんも、にやりと笑いながら報告書の束を出す。
「あー!やめてくださいよ!そういうの!」
奪い返そうとするも、ひらりと躱される。
しかし、そんなことで屈する俺じゃない。
「あ!」
山下さんから報告書の束を奪い取る。
「ったく……油断も隙もねぇな……」
「ええやないのー、過ぎたことやし」
「せやでせやで」
山下さんと神谷さんが、同時に攻める。
「というか、すっかり神谷さんもそんな口調になりましたね」
杜矢さんが、くすりと笑う。
「だって、楽なんやもん」
「そうですか。まぁ、別に気にする問題でもありませんけどね」
そして、杜矢さんが俺を見て悪戯っぽく笑う。
「余談ですけどね、この100回の中で氷河がかかわった話は77あるそうですよ。まぁ、確かな計算ではないですけど」
「嘘だろ!?」
変な声が出た気がする。
驚きすぎて声が裏返りかけた。
いや、だって嘘だろ。
「すっかりヒロインだな」
「芳示……。俺、こんなの望んでなかったんだぜ……?」
「知ってる。残念だったね、氷河」
「氷河は俺のなのに、みんなに取られるー!」
芳示、丙、恭二が俺を憐れむ。
恭二は、なんか違う気がする。

※篝祇亜須磨
「……ははっ、はははは……」
氷河さんが凹んでしまった。
可哀そうだが、面白いので放っておくことにした。
「そういや、俺、出番なかったような気がするわ」
と、神崎さんが呟いた。
「他にも出番なかった人たくさんいますから、安心して下さいよ……」
夜月も凹んだように紅茶を飲む。
「あー、俺もなかったなー」
「……俺はいらないけどね」
吾野さんと江崎さんも話に入る。
「一話も出てないとか不遇の極みだよな」
「あの70あたりの短編集にも出れてないんだもんね。」
吾野さんと江崎さんが穏やかに談笑している。
申し訳なさすぎる。
落ち込んでいた夜月が、自分はまだマシなんだと思い少し機嫌よくなっていた。
「あー、俺もいないんだけどー」
「相沢は、そのうち出番あるの確定してるから、除外」
「ええっ!?」
相沢さんは、吾野さんにはじかれていた。
「それに神崎も出番作りやすいから大丈夫だって」
江崎さんも、神崎さんに畳み掛ける。
「ええー、まぁ、魔術との対決なんていつでも出来るからなー」
「つか、神崎さん出番あったよね?」
夜月が聞く。
「だってあれ、本編にされただろ?」
「ああー、なるほどなー」
何に納得したんだろう。
「あれ、そういや瀬神さんも出番なかったですね。」
「あの人なら、宮代に構ってるとこ。出番とかどうでもいいんでしょ」
ふと、食堂の方をみると宮代さんに抱き着く瀬神さんが見えた。
あの人は、最初からスキンシップが激しいんだよなぁ。
「だよなー、それっぽいもん」
神崎さんも、観念したようにため息をついた。

※瀬戸氷河
とりあえず、凹むのはやめた。
出番のなかった人達は何だか寂しく飲んでいた。
「フルーツタルト、うまいだろ?」
瀬神さんがひっついた宮代さんが、俺に声をかける。
「ああ、これはうまいな。けど、甘すぎないか?」
「莱桃さんの要望で、甘くしちゃったからな。氷河にはきつかったかもな。」
「ああ、あの人にはかなわねぇや」
「だーよなー!」
瀬神さんがけらけら笑う。
前から思ってたけど適当な人だ。
「フルーツタルトってのは、相性が合えば何混ぜてもうまいんだよ。それが色とりどりのフルーツならなおさら。でも、そううまくはいかないんだと」
「そーそー。実際、このフルーツタルトは紫とかエグい色ばっかり。どうしてこうなったんだろうねぇ」
「瀬神さんの言ってる意味が分かんないんですけど?」
「あっはっは、気にすんな!こっちの話だから!」
瀬神さんの言葉だもんな……。無視するか。
この反省会はもはやただの飲み会となっていた。
亜須磨達は、何かでわいわい盛り上がっているし。
井是さんたちは、また何やら井是さんを怖がらせて遊んでいるようだ。
白河さんたち酒好き集は、小浜さんや皆神さんまで巻き込んで大宴会を開いている。
柊さんたちは、大人しく飲んでいる。
莱桃さんは、フルーツタルトを黙々と食べているし。
神崎さん達出番なかった集は、まだ暗い雰囲気のまま飲んでいる。
才臥達は、また才臥に振り回されているようだ。
弱者三人は、主役がほしいー!と叫んでいる。アホみたいだ。
末沢さんと鹿屋さんは、何やら独特の雰囲気を作っている気がする。
相沢は酒好き連中相手にギャンブルをしていた。
木津樹さん達は、莱桃さんと共にフルーツタルトを食べていた。
羽織さんたち辻斬りコンビも、才臥と一緒で騒がしい。
神谷さんと杜矢さんは、杜矢さんが神谷さんをからかって遊んでいた。
藤野達は大人しく飲んでいる。
弓ヶ浜兄弟は、楽しげに話している。
あさぎちゃんと優衣ちゃんは、子供らしくタルトを食べていた。
こう、いろいろある連中が本部なんだよな。
来たばっかりの俺が、こんなこと言うのもどうかと思うけどな。
そうだよ、俺来たばかりなんだぞ……。
なんで、あんなひどい目に合うんだよ……。
「氷河が一人で勝手に落ち込んでる!?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
というわけで、100ですよ!
もうこの話意味わかんねー!

とりあえず、無駄に広くて人の多い本部ですが、今後ともよろしくということです!
まだまだ続くよ!フルーツタルトラブストーリー!
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» 無題
おめでとう!そしておめでとう!
いやぁ、早い物だね!
ハードスクラップもといフルーツタルトも100いってしまいましたね。
この調子で200を目指せ!
青藍零雨 2012/09/11(Tue)08:48:08 編集
プロフィール
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天草八津芽
性別:
女性
自己紹介:
BLでファンタジー小説が多いです。
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