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ケージインゲームの11話です。
※小泉煉無
苛立っていた杜矢さんが向かったのは神谷慎二がいる東の間。
どうして杜矢さんが神谷の元に向かったのか。
こっそり見てみましょう。
「神谷さん…!」
苛立つ杜矢さんが、神谷に向かいコツコツと歩く。
「上月!」
神谷は知り合いとの再会に驚愕している様子。
他の本部員は、呆気にとられた様子で二人を見つめる。
すると魔物が杜矢さんの腕を切り裂く。
「やば、魔物オートにしっぱなしだ」
坂上由良が慌てて魔物を止めに向かった。
「上月っ!」
叫ぶ神谷。
杜矢さんは痛みに顔を歪め傷を押さえたが、すぐに不適に笑う。
「ぐっ……いや、ちょうどいい!」
ナイフを抜き、神谷に向けて走った。
そして、神谷の腕を掴むと、腕をナイフで切った。
「いっ…!」
とっさに傷を隠す神谷。
だが、杜矢さんと神谷の血が流れる。
杜矢さんの赤とは違う色が。
「紫…?まさか…」
柊が神谷から流れた血を見て、つぶやく。
「そうです。神谷慎二は魔族なんですよ!」
神谷は杜矢さんの言葉に呆然とする。
「な、んで…!」
杜矢さんが神谷を睨む。
「なんのつもりかは聞きませんが、ろくに戦えないあんたが、どうして魔族であることを隠すんですか!」「そんなの決まってる!魔族だったら、何処にもいけないからだよ…」
「ここなら関係ないでしょう!」
突然始まった二人の口論。
周りはその様子を見つめているから、魔物が動いていない事がばれてない。
「だいたい、神谷さんはどうして本部にいるんですか?」
「監獄に近いここなら、上月を助けられると思ったんだよ!上月は俺のせいで捕まったんだから…」
「…そんな心配、不器用な奴に言われたくないんですよ」
「上月…」
「あんな所、とっくに抜け出しました。」
「じゃ、あいつ脱獄者か!?」
白河が杜矢さんを指差して聞く。
あ、説明し忘れてましたな。
「そうだよ。僕らも脱獄者だ」
「じゃ、ここは犯罪者の巣窟か…!」
白河がにやりと笑う。
「後で、覚えてろよ…」
恐ろしい声色で白河は言った。
神谷が呟く。
「じゃ…もう隠す必要ないんだな…」
今まで握っていた銃を投げる。
そして、神谷の手から光で斧が作り出される。
「なら、人間の武器はいらねぇな!」
投げた銃を斧が切り裂いた。
このタイミングで、魔物を動かす由良。
うまいぜ、由良。
「柊さん、青龍の時間稼ぎは任せてもらいますよ!」
「あ、ああ…任せますよ」
動揺しながらも札を構える柊。
杜矢さんはいつの間にかこちらに戻っていた。
「あ、いつの間に」
杜矢さんは坂上由良の頭を叩く。
「ったく、ちゃんとして下さいよ、痛かったんですから」
「ごめんねー」
へらりと笑う由良。
反省はしていないようだ。
「おい、あれはどういうことだ?」
島原が杜矢に訪ねる。
「ああ、説明していませんでしたね。では、今から話しましょうか…」
話終わった後、白河が「やっぱり覚えてろよ…」と呟いた。
-----------
ケージインゲームで一番盛り上がる所のつもり。
結構出来てる二人。
苛立っていた杜矢さんが向かったのは神谷慎二がいる東の間。
どうして杜矢さんが神谷の元に向かったのか。
こっそり見てみましょう。
「神谷さん…!」
苛立つ杜矢さんが、神谷に向かいコツコツと歩く。
「上月!」
神谷は知り合いとの再会に驚愕している様子。
他の本部員は、呆気にとられた様子で二人を見つめる。
すると魔物が杜矢さんの腕を切り裂く。
「やば、魔物オートにしっぱなしだ」
坂上由良が慌てて魔物を止めに向かった。
「上月っ!」
叫ぶ神谷。
杜矢さんは痛みに顔を歪め傷を押さえたが、すぐに不適に笑う。
「ぐっ……いや、ちょうどいい!」
ナイフを抜き、神谷に向けて走った。
そして、神谷の腕を掴むと、腕をナイフで切った。
「いっ…!」
とっさに傷を隠す神谷。
だが、杜矢さんと神谷の血が流れる。
杜矢さんの赤とは違う色が。
「紫…?まさか…」
柊が神谷から流れた血を見て、つぶやく。
「そうです。神谷慎二は魔族なんですよ!」
神谷は杜矢さんの言葉に呆然とする。
「な、んで…!」
杜矢さんが神谷を睨む。
「なんのつもりかは聞きませんが、ろくに戦えないあんたが、どうして魔族であることを隠すんですか!」「そんなの決まってる!魔族だったら、何処にもいけないからだよ…」
「ここなら関係ないでしょう!」
突然始まった二人の口論。
周りはその様子を見つめているから、魔物が動いていない事がばれてない。
「だいたい、神谷さんはどうして本部にいるんですか?」
「監獄に近いここなら、上月を助けられると思ったんだよ!上月は俺のせいで捕まったんだから…」
「…そんな心配、不器用な奴に言われたくないんですよ」
「上月…」
「あんな所、とっくに抜け出しました。」
「じゃ、あいつ脱獄者か!?」
白河が杜矢さんを指差して聞く。
あ、説明し忘れてましたな。
「そうだよ。僕らも脱獄者だ」
「じゃ、ここは犯罪者の巣窟か…!」
白河がにやりと笑う。
「後で、覚えてろよ…」
恐ろしい声色で白河は言った。
神谷が呟く。
「じゃ…もう隠す必要ないんだな…」
今まで握っていた銃を投げる。
そして、神谷の手から光で斧が作り出される。
「なら、人間の武器はいらねぇな!」
投げた銃を斧が切り裂いた。
このタイミングで、魔物を動かす由良。
うまいぜ、由良。
「柊さん、青龍の時間稼ぎは任せてもらいますよ!」
「あ、ああ…任せますよ」
動揺しながらも札を構える柊。
杜矢さんはいつの間にかこちらに戻っていた。
「あ、いつの間に」
杜矢さんは坂上由良の頭を叩く。
「ったく、ちゃんとして下さいよ、痛かったんですから」
「ごめんねー」
へらりと笑う由良。
反省はしていないようだ。
「おい、あれはどういうことだ?」
島原が杜矢に訪ねる。
「ああ、説明していませんでしたね。では、今から話しましょうか…」
話終わった後、白河が「やっぱり覚えてろよ…」と呟いた。
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ケージインゲームで一番盛り上がる所のつもり。
結構出来てる二人。
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