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変態によるお仕置きの話。

・ウィップスレイブの魔術師
※瀬戸氷河
暗い部屋。
そこは、古いレンガ造りの建物で明かりは蝋燭の火だけ。
俺は、手首を上でまとめられ、鎖に繋がれていた。
足も鎖で止められ身動きはとれない。
「こんなものは私の妄想でしかないのだがね。中世、騎士を拷問する際にはこのような手段で捕らえて、そして痛め付けていたと思うのだよ。」
「……だから、なんだよ」
「騎士は今の柔い連中よりも口が固い。男女ともに誇りを持っていたのだよ。だからこそ、拷問する方も手段を変える。」
魔術師は、何処からか革の鞭を用意する。
「そんなので俺を打ち付けて、なんか吐かせようってのか?悪いが、俺の持つ情報はないぜ。」
「必要ない。ここは中世ではないのだからな。私は貴様らの情報が欲しいわけではない。」
鞭をしならせ、地面に叩きつける。
ぱしん、といい音がした。
「じゃあ、なんだよ……?」
「私は痛め付ける事による優越がほしい。よって欲しいのは貴様の喘ぐ様だけだ。貴様が打たれる度に泣き叫び苦しむ様が見たい。」
「趣味悪いな……」
魔術師は、何故か俺の体に触れ始めた。
「ふふ、いい……いい体つきをしている」
そして、服をナイフで縦に切り裂く。
「てめぇ、なにしてんだよ……!」
魔術師はナイフを投げ捨て、くつくつと笑う。
「最高の拷問をするにはそれなりの前準備がいる。貴様の服なぞ鞭で裂いてやれるが、初めから体に痣傷をつけたいというのもあってな。」
それから俺の眼鏡も奪われ、机におかれた。
戻ってきた魔術師はまじまじと俺の目を見る。
「ほほう、なかなか綺麗な色合いだな……。そうか、これが神血……吸い込まれそうだ……」
魔術師の顔が近づいてくる。
キスでもされるのかと警戒したが、魔術師はその上の腕に触れていた。
「適度に鍛えているな……?あそこは戦闘専門の部隊だったな、それならばまだ華奢な方か。」
「うっせぇ」
「ほう、気にしていたのかね。」
「華奢って言われると腹立つんだよ」
「そうか、それはすまない。」
やつの言う準備が出来たのか、魔術師は俺から離れる。
「お前は合格点ギリギリと言ったところだな。それでは、始めよう。」
魔術師が鞭をこちらに打ち付ける。
「ぐあ、っ……!」
「ほう、声を殺すか。私好みの声になるまではあと何回やればいいかな?」
楽しげに笑い、魔術師は鞭をしならせる。
「い、ってろ……!」
どうせなら耐えきってやる。

-------------------
ウィップスレイブ編、スタート。
氷河はすぐに乱れます。

今回はもう一人被害者を用意したいね。
誰にしようかな。

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