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ケージインゲームの3話です。

※小泉煉無
東チームは、青龍との戦いが始まったようですね。
あれは戦いではなく問題なんですけどね。
彼らはそれに気付く事が出来るのでしょうか。
さて、西チームはどうなっているのでしょうかね。
見てみましょう!

「困りましたねー…」
「すみませんね、力になれなくてー」
「僕らは本がないとなー、頭の中も限界がありますから。」
木津樹と残階と夜桜が頭を抱える。
「てめぇら、のんびりしてる場合じゃねぇだろ!」
銃で魔物を打ち倒しつつ、緋月が怒鳴る。
「確かに、そうだね。二人は下がって!」
木津樹が二人を守るように曲刀を操る。
あれは癖があって嫌ですね。
「つっ…うわっ!」
おっとー、伊塚が敵に体制を崩される!
すかさず襲い掛かる魔物を、高崎が切り裂く。
「あっぶねぇ…」
「助かったっす!」
一息ついた高崎の後ろの魔物を伊塚が切り上げる。
「どーすんですか、もう!」
根を上げた井是が叫ぶ。
それでも確実に魔物を打ち倒してるねぇ。
「状況が動かねぇとなんともならねぇよ!なぁ、木津樹さん!」
宮代が意味ありげに叫ぶ。
「そうだね…。そろそろ出てきたらどうだい?主さん」
木津樹が一つの物陰にナイフを投げた。
そこから白い獣が現れる。
『ほう…いつから気付いていた?』
「残階さんと話してる時から。何か気配がしたんだよね。」
木津樹が怪しく笑う。
『只者では無さそうだな…。我は力の問いを下すもの。汝らの力にて我を倒せ!』
白い獣の主、白虎が彼らに飛び掛かる。
「ちょっ、こっちくんなって!」
井是を庇い、ショットガンを放つ菅谷。
それを躱し、白虎はまた構える。
「まずい、これは留川さんや如月君達の得意ジャンルで、僕らでは圧倒的に不利だ。」
木津樹が冷静に呟く。
「でも、やるしかねぇだろっ!」
「その通りですよ!」
宮代と高崎が白虎に斬り掛かる。

いやー、西はなかなか熱い展開だね。
次は南チームを見てみましょうか…
 

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