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ケージインゲームの七話です。

※小泉煉無
「東チームはなかなかいい線行ってるわね。」
「あのぐらい冴えてないと、魔物なんか倒せないだろ」
「厳しいのね、杜矢は」
「あのぐらいじゃないと困る。さ、次は?」
「次は西チームを見てみましょう!」

「さすが虎…素早いな…」
「さすが虎…強いな…」
斬り掛かっていた宮代と高崎が息を切らしていた。
「力で押し切るのは難しいようだね。さて、どうするかなー」
残階が暢気な声で言う。
「力の問い、ですか…。きっとそこに秘密があるのでしょう。それは残階さんと夜桜さんにお任せしましょう。私達は魔物を払いましょう、木津樹さん」
「相変わらず真面目だね、舞皆さんは」
來鈴が魔術で魔物を凪ぎ払う。
木津樹はくすりと笑い、曲刀で魔物を斬る。
「ど、どうしますか、菅谷さん!」
「どうするもないだろ、井是さん!」
井是と菅谷が高崎を守るように魔物を撃ち抜く。
「お二人じゃ力はないからな…。俺がなんとかしますよ…っ!」
高崎も二人に負けじと魔物を斬る。
「…あ、いいこと考えたかも」
残階が呟く。
「虎の動きを止めましょう。私達にも力はありますよ、ねぇ伊塚君?」
「俺っすか?」
残階がにやりと笑う。
「君の魔に近い力なら、押し通せるかもね。」
何かを理解したのか、木津樹が伊塚の傍による。
「考えましたね、残階さん。」
「ちょ、なんすか木津樹さん!」
状況が分からず、二人を交互に見る伊塚。
「高崎さん、宮代さん、緋月さん、菅谷さん!力を残しといてください!一気に白虎に畳み掛けます!井是さん、瀬神さんはそれまで彼らの援護を!」
支部の隊長だっただけあって、的確な指示ですね。
「よし、反撃かなー?」
残階が楽しげに呟いた。

「インテリ派かな?」
「違うんじゃない?まあ、確かに力は無さそうだけど」
「楽しんでるな、あんたら。俺も混ぜてくれよー」
「一番楽しんでるのは小泉君でしょ?」
「…そーだけど」
「なら、いいじゃない。」

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