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ケージインゲームの8話です。

※小泉煉無
「さて、西チームはどうにもならなそうだったね」
「というか、これクリアチーム出るのか?」
「出るとは思うけど、難易度上げすぎたかしら?」
「芳賀さんね…まあいいか。続けて、小泉君」
「りょーかい。では、南チームを見てみましょう」

「じゃ…行くぜ?」
神崎が銃を構える。
「いつでもええよ」
莱桃が魔術書を広げた。
それを合図に、神崎が朱雀の頭上に向かって銃を撃った。
あれ、弾がない?
と、するといきなり神崎が朱雀の上に乗った!
「残念だったな、火の鳥じゃないから、乗るのもありって事だろ!」
高度が下がっていく朱雀に莱桃が氷の柱を作り出し、朱雀の身体を埋めた。
「おお、さすが神崎さんに莱桃さん!」
「うわ、すごいね…」
灯野兄妹や他のメンバーも感嘆の声を上げた。
ただ一人如月だけは、剣を抜いて朱雀を口端を上げ、睨む。
「さぁて、どう切り刻んでやろうか…?」
「才臥…。」
不亘が呆れ笑いで才臥を見る。
『私の負けです、北のドアをあけましょう。』
なんとゲームクリアです!
杜矢さんも芳賀さんも驚いてら。
「北って事は、南にいたのか。」
手仕舞が弓をしまい、北のドアに手を掛ける。
「あー、待て待て、手仕舞さん!ここは莱桃さんが開けるべきだろ!」
如月が手仕舞を止めるが、莱桃がひらひらと手を振る。
「いや、なんかあったら怖いし、手仕舞さん、あけちゃって下さい」
「罠…?なら、あけますよ」
手仕舞が慎重に扉をあける。
さて、出番だ。

「クリアおめでとう!」
中央に戻った南チームを俺が歓迎する。
「さて、芳賀さん。転送してください!」
『はーい、転送しまーす。』
戸惑う南チームを芳賀さん達のモニタールームに転送する。
「ここは…つか、俺らが一番かよ!」
如月が誰もいない本部メンバーを探す。
「凄いじゃん。あんな奇策を思い付くとはね。」
杜矢さんが南チームの前に現われる。
「僕は杜矢上月。このケージインゲームの主犯だ。」
「主犯だと…」
灯野が剣を抜こうとする。
それを杜矢さんが止める。
「まぁ待ってよ。事情なら全部話すから」
「やけにすんなりしてんな。」
相模が警戒しつつも答える。
「クリアした者には話すさ。その前に二人を呼ばなくちゃ。芳賀さん、呼んできてよ」
「ええー、嫌よ、あの二人は。絡みづらいもの」
坂上兄弟は、俺も呼びに行きたくないな…。
だから、ちょっと誤魔化す理由を考えた。
「坂上兄弟なら、他のチームの仕掛け動かしてんだから、厳しいんじゃないか?」
「あ、それならオートにしてきたから」
「もうお茶飲めるよ」
いったそばから坂上兄弟がきやがった。
噂したらなんたらってやつか?
南チームは、ついていけるかな?

-----------
急展開?
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