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やる気になっている間だけでも頑張る。

※篝祇亜須磨
白河さんに全員が呼ばれた。
全員がラウンジに集まるのは非常に珍しい事で、メンバーの全員に重い雰囲気が漂っていた。
俺もどんな依頼を受けたのだろうと、緊張していた。
だが、白河さんはそんな俺たちの空気を吹き飛ばしてくれる事をしようとしていた。
「歓迎会をするぞ」
「「はぁ?」」
メンバーの半分が困惑していた。
「え、それは俺たちの…?」
神谷さんが聞くと、白河さんは違うときっぱり答えた。
なんでやとがっくりへこむ神谷さん。
じゃ、誰の…?
まさか。と言い掛けた時に入り口が開き、ラウンジに人が増えた。
「そう、新しい奴らの歓迎会だ!」
「また増やしてんのかい…」
楽しそうに笑う白河さんに、呆れ果てたようにため息を吐く山下さん。
「何で今更…」
柊さんが聞くと、白河さんは簡単に答えた。
「今までが突然だったからな。今度こそ歓迎会をすべきだと思った。」
これには如月さんも杜矢さんも苦笑いだった。
「さて、自己紹介をしてもらおうか」
白河さんは、まず茶髪の男の肩に触れた。
「藤野司です。外だと新たな騙し屋なんて呼ばれてますね。まぁ誘われたからには働きますよ」
藤野さんは妖しく笑う。
次に大人しそうな男が答える。
「風上三月です。藤野の幼なじみというか親友みたいなもんです。よろしくお願いします」
丁寧に頭を下げた風上さんの頭を押さえ付けた男が答える。
「草薙御門。この馬鹿達の幼なじみだ。」
「痛いんだけど、草薙。」
「けっ、小綺麗に挨拶してんじゃねーよ」
「ええー…」
最後にのんびりとしていた男が答える。
「苑宮篤史です。よろしく」
これでまず一グループ目の四人組の挨拶が終わった。
「よし、次!」
「はいはいはいっ!」
白河さんより高いテンションで手を挙げた男が答える。
「俺、榎本恭司ですっ!よろしく!」
ハイテンションにポーズまで決めていた。
そんな榎本さんの頭を慌てて叩く男が答える。
「馬鹿!なんか恥ずかしいだろっ!あ、えっと…瀬戸氷河…です」
そして、雰囲気に耐えかねたのか瀬戸さんはだんだん小声になっていった。
「あははは、氷河さー、んな気にする事ねーじゃん」
「気にするわ!ってもう…」
「うるせぇよ、お前ら」
榎本さんと瀬戸さんを一言で黙らせた男が答える。
「天城芳示だ。元軍部所属。こいつらとは腐れ縁だ。……おい、丙」
眠たげな男が答える。
「え、あ、大浦丙です」
大浦さんはまた眠りにつこうとしていた。
彼らでまた一グループの紹介が終わった。
「こいつらは俺が誘った新人だ。で、こいつは留川の旧友だ」
白河さんに肩を組まれて前に出た男が答える。
「杉森真崎だ。ってこら白河!俺だけ雑じゃねぇか?」
「んなこたねぇだろ!」
留川さんも杉森さんの肩を組む。

また賑やかになるな…ここは。
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