忍者ブログ
一次創作ファンタジー小説中心サイト。 このサイトにある全ての小説の無断転載は禁止しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

シュガーソルトなSS。


あっさり甘い。
そして、食べ物の好みを調べた話。

かつてのハードスクラップショー21です。

・シュガーソルト
※篝祇亜須磨
食堂に来てみると、珍しく賑わっていた。
神谷さんと瀬戸さんが出て来たので聞いてみた。
「何があったんですか?」
「今、向こうで甘党集会が開かれてる。小浜さんの情報と宮代さんの料理の腕があれば、なんでも出来るんだもんなあ。」
「俺は上月待ちかな。あいつ、あんな性格してるけど、甘いの好きだからさ」
瀬戸さんが、羨ましそうに呟く。
「あーあ、今度は辛いもの集会でもしないかなあ」
「あ、意外。辛党なんですか?」
「甘いのは苦手なんだよ。なら、辛いもののがうまいだろ?」
「そうかなぁ……。」
瀬戸さんは時々分からない。
「俺は甘いの好きだけどなー」
と、神谷さんが反対する。
「大体ここの人は、食に疎いからね。まぁ、気にした事でもないんじゃない?」
と、藤野さんと風上さんがやってきた。
「でも、甘いのは疲れた時に欲しいだろ?」
「そうだねぇ。疲れた時に軽くチョコレートとかならいいけど、あれはねぇ……」
藤野さんが食堂の中を見て、苦笑い。
食堂では、数々のデザートが並べられていた。
和から洋まで。
宮代さん、あんなに料理出来たんだ……。
「わぁ、うまそー……ごめんね、藤野。行ってくる。」
風上さんがたたたっ、と中に入ってしまう。
「甘党……多いんですかね?」
「本当に甘党なのは、宮代さんと莱桃さんくらいなもんだよ。他の連中――あさぎちゃんと優衣ちゃんは除いた連中は、ただ食べられるから来てんじゃないの?」
「全く困った奴らだよな」
と、留川さんがやってきた。
「スイーツ男子だの馬鹿馬鹿しい。男は酒とつまみだろ」
「それは留川さんだけですよ」
しかも、男というよりおっさんだし。
「ったく……こんなに群がりやがって。後で全員吹き飛ばしてやろうか。」
「留川さんも甘いの苦手なんですか?」
瀬戸さんが聞くと、留川さんは当たり前だ、と苛立ちながら答える。
「杉森も白河も島原も苦手っつってたぞ。ああいうのは甘ったるくて適わねぇ。」
「俺もあまり好きじゃないんですよ、甘いのは」
「へぇ……、今度飲むか?」
「酒豪じゃないんですけどね。」
「いいじゃねぇか、うまい酒ならいくらでもあんだから。」
「でも、遠慮しときます。たまの飲み会で充分ですから。」
「そうか。」

-----------
軽いだろ?

次こそ大盗賊の話か白河一派の話を書きたい。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
天草八津芽
性別:
女性
自己紹介:
BLでファンタジー小説が多いです。
ひっそりひそひそ書いてます。
ツイッター
メインアカウント(妄想ばかり)


オリキャラ紹介bot
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R

Copyright © [ 妄想の隠れ家 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]