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神血改造計画。
苛めたいだけ。

人の性格はこうしたらねじまがるかもしれない。

※痛いの注意!

・マッドペインの魔術師
※瀬戸氷河
あれから、一週間は過ぎたと思う。
当たり前のように暴力と否定される言葉を吐き捨てられる。
ずっと前から、俺と彼らの関係はこうだったかもしれない。
今、俺を閉じ込めていたのは、恭二たちだった。
「なぁ……いっそ、殺してくれたら、いいのに」
そう呟くと、芳示は即答する。
「だめだ。お前は一生ここで遊ばれるんだよ!」
そして、雑に蹴り飛ばされる。
もう何をする気力も起きない。
恭二が俺に乗り掛かる。
「じゃ、頂くとするかなー」
「く、っ……!」
恭二が思い切り喉元に噛みつく。
芳示が嘲笑う。
「はっ、てめぇはそうやって恭二の餌になってんのがお似合いだよ!ったく、嬉しそうな顔しやがって!」
さらに丙が重ねる。
「氷河は、恭二しか見てないからねー。でも、恭二は氷河じゃなくて、神血しか見てないんだよ。分かってて受け入れてるの?」
「おいおい、恭二!俺があいつの血をぶちまけたら、どうすんの?」
芳示の問いに答える恭二。
「もちろん、さらに抉るだけだぜ!俺には、血があればいいからな!氷河が死んだところで血があればいいや。」
「ふーん、なら、実行しちゃおうかな!」
芳示が取り出したのは、剣。
「芳示……っ、嘘だろ……?」
まだ恭二が俺を押さえつけて、血を吸っている。
「おい早くしろよ、てめぇごと斬るぞ。」
「んー、待ってよ、待てよ。まだ足りないんだよねぇ……。」
芳示が舌打ちをする。
恭二がささやく。
「ほんっとに、やらしーな。なんつーか、求めてるのバレバレ。俺なら、助けてくれると思ってた?それとも、吸われて気持ちよかったとか?それこそやらしーっつの」
「違う……っ、きょう、じ……」
「呼ぶなよ、神血」
「ッ……!」
恭二は俺の体を芳示に投げ渡す。
「よーし、ぶちまけろ!」
剣でばっさりと体を切られた。
血は当然のようにぶちまけられた。
「いつみても気持ちわりぃわ 、この血は。色が違うとかマジありえねぇ。」
芳示が吐き捨てる。
「でも、似合ってんな。血溜まりに沈むてめぇは」
「まるで魔物みたい。」
丙が針を投げる。
それは俺の腕に刺さる。
「来ないでよ、神血なんだから」
「ぐっ、ぅぁ……!」
丙お得意の毒針。
苦しんで踞る俺を見て、三人は笑う。
途端、銃声が響いた。

※天城芳示
魔術師二人を殺した。
その時魔術師が言った一言が気になる。
「彼は、壊れてるかもねぇー」
不快だったから、撃ち殺した。
氷河は、暗がりの檻にいるらしい。
「嫌な予感がする。」
丙がそう呟くと、恭二は構わず走り出す。
「氷河……っ!」
恭二に追い付くと、恭二は足を止めていた。
氷河がこちらに銃口を向けている。
傷だらけの状態で、息も切れ切れで氷河は、恭二を睨んでいた。
あんな目で見られたのは、始めてだろう。 「もう……、大人しく、てめぇらに遊ばれる俺じゃ、ねぇからな……っ」
「--氷河?」
恭二が一歩進むと、氷河が叫ぶ。
「近寄るな!」
びくりと肩が震える恭二。
「はっ……てめぇらなら、こんなの脅しになんねーよな……っ!」
氷河ががくりと崩れ落ちる。
「くそっ……、また、弄ばれる……。もう、嫌なんだよっ……!」
恭二が困惑したまま、俺を見る。
「今のあいつには、なにも届かねぇかもな。精神壊されてる。」
「きっと、ずっと嫌な幻覚見てたんだろうな。俺達が氷河をいたぶる幻覚とか」
「俺が、んなことするわけねーだろ!」
恭二が叫ぶ。
そして、氷河に歩み寄る。
氷河は、銃口を恭二に向ける。
「はぁ……っ、殺して、やる……!」
「氷河!」
恭二が氷河に抱きつく。
氷河は、もうだめだと悟ったのか目をつぶっていた。
「氷河、俺は……そんなことしないから!」
「あ、あれ……。どう、して……噛みつかねぇの……?」
氷河が戸惑い始めた。
恭二はもうぼろぼろ泣いていた。
「氷河、俺、そんなことしたことねぇよ……」
「恭二、あの血を吸う行為を噛みつくって言うんじゃないの?」
丙の疑問は、まぁ無視だ。
「……くっ、ぁ……!」
氷河が頭を抱える。
魔術が解けそうだ。
「氷河、氷河……っ」
恭二が小さく氷河を呼ぶ。
「俺ってさ……本当に呪術に弱いんだな。」
「みたいだね」
「氷河ーっ!」
恭二が氷河を押し倒す。
「よかったぁ……、心配した、すっげーした。」

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もっと蔑むような暴力を書きたかった。

シャドウ的な恭二たちが、もっとサディストでもいいな。

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