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弓ヶ浜の後編。
・人外心情
※瀬戸氷河
「でもさー、雨境兄さんがそんなこと言うなんて珍しいよねー。いつもなら、絶対どっかで見捨てるのに。」
「まぁね」
文弥の皮肉に笑顔で返す雨境。
「いや、よくねぇだろ、それ。」
「大事なのは自分の命だろ。」
つっこむと真顔で返された。
「……返す言葉がねぇ」
「だろー?」
「アホみたいな会話しない」
最後には、東火さんにまとめられた。
雄飛さんが、突然笑う。
「本当に珍しいよ!東火と雨境が人になつくなんて。東火は自分から突き放してるけど、雨境は友達ができても捨てるんだよ。」
「捨てる……?」
「雨境、あんな性格だからな。自分から裏切っちゃうんだよ。」
「雄飛兄さん、恥ずかしい話しないで!」
雨境が、こちらに怒鳴る。
それを気にせず雄飛さんが、続ける。
「だから、雨境にあそこまで言わせるのはすごいよ。すっごい--自己犠牲っぷり?」
「褒めてませんね?」
台無しだ。
すべてが台無しだ。
「そんなことよりさー!遊ぼーよー!」
文弥が、大きく手を降る。
「何すんの」
「えーと、妖怪退治?」
「遊びじゃねぇだろ」
雨境が冷静に突っ込む。
「いや、俺そろそろ戻るからさ。」
「えー?」
俺は、本を片付ける。
本当は妖術の話を聞きたかったんだ。
雨境が来る前に全部聞き終えたが。
「あ、そーだ!」
雨境が俺に詰め寄る。
「なんで雄飛兄さんと東火兄さんはさん付けなのに、俺と文弥は呼び捨てなのさ」
「……呼びやすいから」
「俺三つも上なのに!そういうオーラがないからなんだろ!分かってるよ!」
「急に自虐的!」
「にゃーっ!今に見てろよ、本当に!」
そういう捨て台詞どうかと思う。
------------------
雄飛と文弥は気さくなほうなので、よくいろんな人と話すが、この二人はなかなか人に絡まない。
東火は引いてるからだが、雨境は引かれているほう。
雄飛は大人だが、文弥は子供。
ほら、弓ヶ浜可愛い。
※瀬戸氷河
「でもさー、雨境兄さんがそんなこと言うなんて珍しいよねー。いつもなら、絶対どっかで見捨てるのに。」
「まぁね」
文弥の皮肉に笑顔で返す雨境。
「いや、よくねぇだろ、それ。」
「大事なのは自分の命だろ。」
つっこむと真顔で返された。
「……返す言葉がねぇ」
「だろー?」
「アホみたいな会話しない」
最後には、東火さんにまとめられた。
雄飛さんが、突然笑う。
「本当に珍しいよ!東火と雨境が人になつくなんて。東火は自分から突き放してるけど、雨境は友達ができても捨てるんだよ。」
「捨てる……?」
「雨境、あんな性格だからな。自分から裏切っちゃうんだよ。」
「雄飛兄さん、恥ずかしい話しないで!」
雨境が、こちらに怒鳴る。
それを気にせず雄飛さんが、続ける。
「だから、雨境にあそこまで言わせるのはすごいよ。すっごい--自己犠牲っぷり?」
「褒めてませんね?」
台無しだ。
すべてが台無しだ。
「そんなことよりさー!遊ぼーよー!」
文弥が、大きく手を降る。
「何すんの」
「えーと、妖怪退治?」
「遊びじゃねぇだろ」
雨境が冷静に突っ込む。
「いや、俺そろそろ戻るからさ。」
「えー?」
俺は、本を片付ける。
本当は妖術の話を聞きたかったんだ。
雨境が来る前に全部聞き終えたが。
「あ、そーだ!」
雨境が俺に詰め寄る。
「なんで雄飛兄さんと東火兄さんはさん付けなのに、俺と文弥は呼び捨てなのさ」
「……呼びやすいから」
「俺三つも上なのに!そういうオーラがないからなんだろ!分かってるよ!」
「急に自虐的!」
「にゃーっ!今に見てろよ、本当に!」
そういう捨て台詞どうかと思う。
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雄飛と文弥は気さくなほうなので、よくいろんな人と話すが、この二人はなかなか人に絡まない。
東火は引いてるからだが、雨境は引かれているほう。
雄飛は大人だが、文弥は子供。
ほら、弓ヶ浜可愛い。
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