人斬りらしく、
壊れてしまえと、

壊れてやがる。
システムもゲームルールも。
味方も敵も。
何もかも全部壊れてやがる。

だから、斬り壊した。
システムもゲームルールも味方も敵も。
人である限り人斬りから逃れられないんだよ。
馬鹿だよなあ、みんな。

躊躇とか戸惑いなんかねぇよ。
人である限り壊れてんだ。
壊れた奴には希望とか必要ねぇだろ。

－－－－－

全てあの人の言うとおり。
みんな異常でいやがったんだ。
あの人が俺に囁かなければ、騙されて殺されるところだった。

莱桃さんがいたから…助かったんだ。

－－－－－

莱桃竺雨？
殺したに決まってんだろ。
システムじゃねぇか。
あれはジャミングだ。妨害電波。
電波使いも殺したはずだけどな…、まぁいい。

というわけで、この地下にいるのは俺だけ。

さて、後は何を斬り殺すか？

－－－－－

夢だ、あんなん夢だ。
俺があんな気持ち悪いこと考えるわけないだろ！
莱桃さん、あんたのせいですか！？
…違う？とぼけんな、サボり管理部長！
あんた以外に魔術をかける奴がいるか！？

いねぇだろ！だから、仕事も進まねぇんだろうが！

ま、そのまま楽にしてやるけどな。

…なんだ今のは。
くそっ、頭いてぇ。
操られてる？いや、ありえない。
騙されてる？いや、残階都万月には騙されない。

…むかつくな、くそっ！

……あ、瑠子…さん？

－－－－－－－－－－－
幽夜は病みやすいから、楽しい。