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一番病んでるのは誰だろうなー。

とかって話。

・約束された時間
※大浦丙
氷河が珍しく俺の部屋に来た。
「どうしたの?」
「いや……入って、いいか?」
言いにくそうにしている氷河。
そこは何も追求せずに、部屋にいれる。
ベッドに座ると、氷河が口を開く。
「丙」
「なに?」
「疲れちまったよ。なんだか色々ありすぎて」
「氷河、休んでいいんだから」
「ああ、けど治癒術の事もあるから、なかなか休めなくて。」
「……無理しすぎだよ、氷河。ちゃんと寝てる?」
「寝てる、と思う」
「恭二も芳示も壊すことばっかりなんだから……。」
どうせ恭二は深夜まで氷河と遊んでいて、芳示は格闘訓練だとかいって何かと無理させてるんだ。
「氷河、今休んでいいよ。そのつもりで来たんでしょ?」
「ああ。丙はそばにいて落ち着くからさ。」
「俺には、二人みたいなことは出来ないからね。」

しばらくして寝不足だったのか、氷河が眠ってしまっていた。
俺は、部屋中に糸を張り巡らせる。
氷河が俺に求めているのは、確約した癒しだから。
邪魔は誰にもさせない。
「丙ー、明日のことなんだけどー……」
能天気に俺の部屋の扉を開けた皆神さんが、糸の前で制止する。
俺は、人差し指を口元に当てる。
黙ってくださいというジェスチャー。
皆神さんは、困ったように笑って部屋を出た。
「……俺も、寝ちゃおうかな」
うつらうつらと目をつぶる。
糸は俺が寝たからって解けるものでもない。
けど、せっかくの氷河の寝顔が見られるのに寝ちゃうなんてもったいない。
「……ひのえ?」
「あ、氷河」
ぼんやりした声で俺を名前を呼ぶ。
起きてしまったのか、残念だ。
「また、糸張ってたのかよ……。危ないだろ」
「氷河の邪魔されるよりはマシだよ。」
「丙は、俺を大事にしすぎなんだよ。」
氷河が呆れたようにため息をつく。
「少しは芳示みたいな無茶してもいいのに。」
「出来ないから遠慮しとく。」
「……丙らしい。」

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短いけど言いたいことは集約した。

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