年越しはパーティー！

・本部流年越しパーティー
※篝祇亜須磨
「年越しそばできたぜー！」
宮代さんと小浜さんと藤野さんという料理統括組が、そばを全員に渡す。
ここは食堂ではなく、ラウンジ。
全員が一度に集える空間はここしかない。
「うっわー、あと数分で年変わるんやってー！」
「うるさいですよ、神谷さん」
「あ、でもそのワクワク感は分かるなー」
神谷さんがソワソワしながらも、そばを食べる。
杜矢さんは、そんな神谷さんを鬱陶しそうにして、井是さんがのんびりと同意する。
白河さんが、今年を思い返す。
「今年は面白い年だったな。こんなに隊員が集まるとも、ヒロインまで確保できるとはおもわなかったからな。」
「白河さん、ヒロインって俺のことですか？」
「瀬戸、いい加減諦めろ」
「はぁ……来年こそ脱ヒロインだな」
氷河さんが、そばを食べながらため息をつく。
「あ、後一分やって」
莱桃さんが、時計をみて呟く。
菅谷さんと才臥さんと恭二さんが立ち上がる。
三人は早々にそばを食べきっていたようだ。
「じゃー、カウンドダウンいっきまーす！」
「「いえええええい！！」」
菅谷さんが、時計をみながらカウンドダウンを始めた。
二人も後に続いてカウンドダウンをする。
「亜須磨」
「夜月？」
「来年こそは……いや、やめとこう」
夜月が小声で俺になにかを話す、が、やめてしまったようだ。
周りの賑やかさのせいで、よく聞こえないんだよね。
「さん、にー、いち……」
「「happy new year！」」
全員で乾杯する。
全員が酒を飲む気でいたのだ。
「氷河ー！ニューイヤーだぜー！」
「なんでそんな元気なんだか……」
恭二さんに呆れながらも、氷河さんは酒を飲む。
「今年もよろしくー！」
「今年こそ、トラブル起こすなよー！」
「そりゃー、無理だな！」
才臥さんが、上機嫌に酒を一気に飲む。
野次っぽく康司さんが言っても、才臥さんは笑いながら答える。
「ほんとは、除夜の鐘でも聞きながら静かに過ごすもんだけどな……」
「仕方ないって、ここだと鐘の音は響きにくい」
柊さんが、周りの騒がしさに呆れながらもお茶を飲む。
榛原さんが、気を使っているのか柊さんに優しく微笑む。
「亜須磨」
「夜月」
「今年もよろしく」
「ああ、よろしく」

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年末パーティー。

今年もよろしくお願い致します！