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コラボ第三弾。
学園パロディで、平和と遊びを堪能してみる!
井伊原友恵編。

キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが

普通で普通な女子学生
井伊原 友恵
いいはら ともえ


※瀬戸氷河
放課後、どこに寄って帰るか考えていたせいでぼんやりしていると井伊原さんに声をかけられた。
「ねーねー、暇なの、なの?」
「……一応、暇かな?」
井伊原さんの目が輝く。
恭二がなんか楽しいことを思いついた時の子供っぽい目に似ている。
「じゃあさ!ゲーム研究会に来てみない?」
「は?」
「私、生物部とゲーム研究会をかけもちしてるんだよ、だよ!」
「それはこの前知った」
彼女自身からゲーム研究会に用があるといって消えたのだから。
「いいじゃん、たまには私も氷河と遊びたいんだよ、だよ!」
「伊勢と遊んだこともねーけど」
ツッコミどころが多い人だ。
見ていて愉快だから嫌いではないが、本部にはないものを感じる。
なんといえばいいだろう……。本当に、幸せそうで、何も影を感じさせないというか、全くないのだろうな。
本部の連中は大体後ろめたいことを抱えていたりするものだ。
かくいう俺も未だに後ろめたい事情を隠し続けている。
釣木の連中に見透かされることはないようにしたいが、奴らの能力によっては気づかれてしまうだろう。
そのとき、俺はどうすれば……いいんだろうな。
「ちょっと氷河ー!」
「ん?」
井伊原さんが、俺の目の前で手のひらを思い切り振る。
「急に私を見ながらぼんやりしないでよー、よー!」
「あ、悪いな。えっと、ゲーム研究会、だっけ?」
「そうだよ!というか氷河ってゲームしたことあるの?」
「恭二――いや、友達がやってるのしか見たことない」
「じゃ、大丈夫だって!行こーう!」
「何が大丈夫なんだよ」
元気にはしゃいでる井伊原さんの案内で、ゲーム研究会に行くことになってしまった。
彼女の後ろを歩きながら、あー学生って遊びまわるもんだったっけ、と今更ながら学生のあり方を思い出していた。

ゲーム研究会の部室に到着した。
結構散乱している。ゲームソフトかなんかで。
それを片づけながら、井伊原さんが俺に聞いてくる。
「そういえば、氷河っていつになったら零一とか名前で呼ぶの?」
「別にいいだろ、そんなの」
「よくないよー。名前で呼んだ方が仲いいって気がするじゃん、じゃん!」
「いや……そういう仲でもないからな。」
「どういう仲?」
隠し持っていたハサミを抜き取る。
そして、彼女がこちらを振り向いた時に、わざと空を切る。
「俺とここの連中の仲なんて、簡単に切れる仲だ」
俺はここには合わない。
それは最初に感じとったことで、拭いきれない違和感として残っている。
血が足りないというか、争いが足りないというか。
――恭二が足りないというか。
「むー。それじゃつまんない、ない!」
脅しのつもりだったのだが、それに対する井伊原さんの反応は意外なものだった。
凹むわけでもなく、ビビるわけでもない。
俺の拒絶を無視するかのように、何かのコントローラーを渡された。
「ようやく見つけたんだよ、GCのコントローラー!」
「それ、何世代前のゲームだよ……?」
「GCを馬鹿にしちゃいけないよ!神ゲー詰まってるんだよ、だよ!」
「いや、そういうんじゃなくてさ……」
本気でやるのか、といいたいが、彼女は何もかも無視してゲーム機のスイッチを入れやがった。
恭二、これで何やってたっけな……。
某小さな生物を100匹集めて数の暴力するゲーム?
某有名な配管工が何故かリゾートとかほざいて海に出る隠れ神ゲー?
名前しか分かってないけどバテンカ○トス?
言っとくけど、全部恭二の入れ知恵だからな!
「なんとなく持ち方分かってる見たいだね?」
「だから恭二――友人がやってたのをずっと見てたんだって」
「その恭二って人、ゲーマー?」
「さぁな。俺、こういうの全然わかんなかったし。」
「そっかー」
タイトル画面が出てくるが、話をしながら井伊原さんは器用に設定をしていく。
恭二はー……ここまでじゃなかったような……。
「って、何気安く恭二って呼んでんだよ!?」
「って、その人だけ名前呼びじゃん!なんで私達は呼んでくれないの!?」
同時に叫んでしまっていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
途中から私のゲーム好きが暴走してるんですけど。
コミカルな感じで書いてます。

イメージはシリアスブレイカーとゲーム談義(一方的)。



二人揃ってばかっぽいかも。
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