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いたい話。


・痛みの対価
※瀬戸氷河
絶華に呼ばれて、部屋にはいる。
絶華は妙な意味で俺のことを気に入っているようだ。
神血だから面白い。
化け物になっちゃえばいいのに。
どちらも絶華が俺にいった言葉だ。
「絶華、入るぞ」
「待ってたよ、神血」
絶華がにやりと笑い、こちらに手招きする。
言われるがまま部屋に入ると、絶華が機銃を俺に向ける。
「……なんのつもりだ」
「へぇ、もう手が動いてる。さっすが神血」
俺はとっさにホルダーに手をかけていた。
それをみた絶華がくすりと笑う。
「毎回、俺にそれ向けるけど、空砲じゃないんだろ?」
「もちろん実弾だよ」
「俺をなんだと思ってんだか……」
「『不死身の化け物』かな」
絶華の言葉に反応して、自嘲する俺。
なんとも似合ってるじゃないか。
「吸血鬼からは永久機関のサンドバッグとか言われたっけか」
「なにそれ、センス悪」
絶華が銃を下ろしてくれた。
俺もリラックスして座り込んだ。
「いくら殴られても回復できるから、永久機関で壊れないんだってさ」
「自分でそれ言うの?」
「その分の対価は貰うけどな。当然だろ?」
「氷河の言う対価って痛そうだよねぇ」
「蹴り飛ばすだけだって」
「それがいたそうだって」

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なんとなく会話ばっかに。
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