一応、捧げる形にしておこう。
『最も本部な人達』格ゲー風編。

ようやくちゃんと固まったから、全員のストーリーを大雑把に書いてみたよ！
本部のみですが。

まとめてみよう、そうしよう。

・あらすじ
それはあまりに唐突な話になる。
目を覚ますと、釣木学園らしき場所に閉じ込められていた。
なんら変わりのない教室。向こうにはまた誰かが同じように困惑していた。
目の前をみれば、黒板にでかでかと文字が書かれていた。
『ここから脱出したくば私を超えろ』
さらにこの場を仕組んだ犯人である恋賀までも現れ、ルールを説明される。
「ここから出られるのは一人だけ。そう、最も強い一人だけなんだよ」

・瀬戸氷河　『美しき血の氷柱編』
犯人はとっくに分かっていた。
どうせあの最強を語る現国教師の仕業なのだろう。
ならば、正面からそれをぶち壊そうと思った。
生徒と戦うのは気が進まないが、あえてゲームに乗る。
自分の手には、愛用の銃が握られているのだから。

「あの時は確かに負けたけど、舐められてもらっちゃ困るな」
「俺は、あんたの言いなりにはならない。絶対に逃げ出してやる。」
「これで、ジ・エンドだッ！」

・榎本恭二　『怪異の吸血鬼編』
久しぶりに釣木学園にやってきた恭二。
氷河とお揃いで学生服まで着れて、嬉しい限りだ。
自身が知らない生徒に出会って、氷河の事情を聞いてしまう。
俺に黙って氷河で遊ぶなんてずるいじゃないか。
いくら最強の教師であろうとも、許すわけにはいかない。

「鬼と吸血鬼って全然違う！吸血鬼のが圧倒的に強いから！」
「先生が氷河で遊んでるってんなら、許さないよ」
「これにて、ジ・エンド！」

・天城芳示　『殺意の銃弾編』
また魔術師に嵌められたと苛立つ芳示。
だが、内容がいつもやってる戦いだと聞いて安心する。
誰が相手だろうと、撃ち倒せばいい。
そして、異世界の最強の称号を奪い取ってやろうじゃねぇか。
ストレス発散にはなりそうだ。

「あぁ？俺とこれで勝負すんのかよ。いい度胸だな」
「あんたがいう最強を奪いに来た。覚悟はいいな？」
「さぁて、ジ・エンドだ！」

・大浦丙　『誘惑の毒糸編』
釣木学園で戦うなんてと困惑する丙。
丙は、彼らの普通性を忘れることが出来ずにいた。
本部の人ならともかく、なんの力もない生徒と戦うなんて出来ない。
ならば、出来るだけ平和に済ませよう。
そう、早くこのゲームを終わらせればいい。

「どいてください。早く、この戦いを終わらせないといけないので。」
「氷河達も、環達も巻き込んで……みんな、みんな傷つけさせて！」
「――ジ・エンド」

・末沢針弥　『真相を探す潜入編』
氷河に巻き込まれて学園生活を謳歌していたせいで、恋賀に呼ばれた。
釣木を知っているのならば、協力をしてほしい。
この戦いの裏から、真実を見つけてほしいと恋賀は囁く。
末沢は恋賀の言葉がよく分からなかったが、とりあえず任務としてやってみることにした。
探検するのは、好きだから。

「えっと、君が最初に氷河達を呼んだ子なんだよね？」
「いや、あの、僕は最強なんていらないから、戦いたくないんですけど……」
「真実を、貴方の考えを僕らに聞かせてください」


・恋賀棺月　『太古の道化師編』
末沢を利用した調査は完璧だ。
本部連中同士が争い、彼らが釣木に負ける姿も楽しんだ。
最後は、黒幕である自身が動くだけ。
このゲームを利用して、欲しいものを手に入れる。
彼女を裏切ってしまうのは、とても辛いことだが。

「勘のいいガキは嫌いなんだよね」
「あーもう、面白いなぁ。ますます、からかいたくなっちゃうよ。」
「はははははははははは！ジ・エンドだよ！」

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氷河が挑発的で、恭二が真面目で、芳示が嘲笑って、丙が悩んで、末沢が巻き込まれて、恋賀が黒幕らしく笑う話。
『～編』はまだ仮タイトルです。

恋賀エンドはバッドエンドのパラレルエンドになるかも。

エンドアフターだし、ジ・エンドって言葉をキーワードにしてみる。
主要キャラはかっこよくジ・エンドと言いながら、フィニッシュでもしてもらいたいものだ。