こんなに過激だと楽しい。

下ネタ前より少ないけどあります。
寒気がしたので修正。

・刻む刻印と変態の欲求
※榎本恭二
秋夜が、氷河の服と銃をもってこっちにやってきた。
「あったっすよ、服と装飾銃！あと、奥にシャワールームがあったんすけど、使います？」
俺が答える前に氷河が頷いた。
合わせて俺も答える。
「うん、氷河の汚れを落としたいから。んで、どこにあんの？」
「ああ、こっちっすよ！服とかもシャワールーム近くに置いとくっすね。」
秋夜が先に歩いていく。
「氷河、立てそう？」
「あぁ……大丈夫だ……」
氷河がゆっくりと地面に足をつける。
ベッドから立ち上がって離れた時に、ふらついた。
すぐに俺が氷河を支える。
「しょうがないなー、俺が運んであげるよ！」
そのまま氷河をお姫様だっこで抱える。
氷河は暴れることなく、大人しく呟いた。
自分のからだが限界だってのは、わかるみたい。
「……頼む」
「まっかせなさーい」
氷河をシャワールームまで運ぶ。
手回しのいい秋夜が、シャワーの水を温めてくれていた。
ちょっと出しっぱにしただけだと思うけど。
「んじゃ、ごゆっくり！」
秋夜はすぐに他の部屋を探しに行ってしまった。
気を使ってるのかなぁ、へったくそだけど。
「氷河は先に入ってて」
「え？恭二も入るつもりかよ？」
「当然でしょ。中洗うから」
氷河を先にシャワールームに入れて、俺は急いで服を脱ぐ。
力なく座り込んでいた氷河は、シャワーをちょっと浴びたら、急に立ち上がって気持ち良さそうに浴びていた。
綺麗好きなんだよなぁ、氷河。
すぐに俺も混ざる。
「あー、やっぱ流せばすっきりするな」
「氷河、座って。中みるから」
「……中に入れられてないのは、事実なんだけど、頼む。」
氷河はちゃんと処理しやすいように座ってくれた。
確認のために慎重に見るけど、本当に氷河の中には入れられてなかった。
氷河の身体をなめただけで欲情して出したってこと？マジで？
「……とんだ変態だ、あいつ」
苛立って呟く。
「氷河、もういいよ。」
「ん」
立ち上がって、シャワーをまた浴びる。
俺は、先に出てタオルで体を拭く。
氷河のために何枚か出しておこう。
「氷河、気がすんだら呼んでね。ここにいるから」
「ああ、分かった」
俺はシャワールームから出ると、書類を抱えた秋夜が待っていた。
「もうすぐ撤退するっすよ」
「じゃ、氷河が来るまで待ってて。」
「おう、当然っす！」
といっても、氷河のシャワー長引きそう。
秋夜と話でもするか。
「秋夜、氷河に刻まれた刻印、みた？」
「ああ、あれっすか？なんだか気味悪い模様っすよね」
「……氷河がとられたみたいでさ、みてるとイライラすんだよね」
氷河に跡をつけるのは、俺だけでいいのに。
俺以外の誰にも氷河に触れてほしくない。
「柊さんが、きっと解いてくれるっすよ」
「そうだといいな。知ってた風だったから、信じたい。」
「恭二さん、魔術師を倒すしかなくなったなら、俺を呼んでください」
「秋夜？」
秋夜の書類を握る力が強くなる。
とても悔しそうに。
「氷河さんがあんな目にあってんだ……。許せるわけないっすよ。俺、被害者の気持ちはわかるつもりです。」
そういや、秋夜も被害者だ。
話でしか知らないけど、紅い魔物の海の被害者だ。
魔物になってしまった人間。
「魔物の力って強いんすよ。だから、手伝いたいんす。」
「じゃ、期待するぜ、秋夜！」
俺と秋夜が笑いあう。
ここで、ようやく氷河が出てきた。
「待たせちまったな。それに……助かった。ありがとな」
いつもの調子に戻った氷河は、照れ臭そうにお礼を言う。
それから、秋夜に言う。
「さっきの俺は忘れてくれよ？」
「え、さっきの乱れきった……」
「そうだよ、それを忘れろ！」
「わわっ、りょーかいっす！」
敬礼をしてから秋夜は、逃げるように先に行ってしまった。
「……俺が撃つとでも思ってんのかな」
「氷河、荒っぽいからな。」
「お前よりはマシだと思ってんだけど」
「ええー！？」
服で隠しきれていない刻印に苛立ちつつ、俺たちも屋敷を出た。

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氷河を泣かす編。

これから氷河苛めがはじまります。