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後少しで二ケタだよ!そんなにジャンクを生み出していたとは!


治癒術師氷河、最終話。
元はハードスクラップショー9でしたが、めでたく?本編入り。

・魔術師マジカル氷河
※瀬戸氷河
「なぁなぁ、氷河」
莱桃さんが俺を呼ぶ。
あの人はいつもにこにこしてるから分からない。
「なんですか?」
「今から、魔物討伐いかへん?」
「あ、いいですよ。大歓迎です!」
銃を取りにいこうとすると、待った!と止められた。
「銃なしで。」
「いや、そしたら俺何も出来ませんから」
「そんなことないやん。――今の君には、治癒術がある」
「え?」
そして、莱桃さんは俺に杖を渡す。
「はい、これがあればいけるやろ」
「ええ?」

無理矢理連れてこられたのは、洞窟だった。
深く降りていきながら、莱桃さんがこの洞窟について語り始めた。
「ここはな、かつて魔術大国がエリュシオンの魔物を封じた場所なんよ。エリュシオンの魔物は死を奪われた存在。神血の力には特に弱いんや。」
「で、それとこの杖には何の関係が……?」
「たまには科学に頼らんで、魔術に頼ってみ」
「そういう事ですか……。」
治癒術を教えた続きをしたいわけか。
次は魔術と。
行き止まりにつくと、莱桃さんが魔導書をパラパラとめくる。
「見ててな……!」
手を突き出すと、薄い魔力を放出する。
前をふさいでいた壁が崩れだす。
「今のは……?」
「光の魔法やね。元は魔術師のバリアを壊す魔法や。」
莱桃さんが、俺の肩を叩く。
「この先にエリュシオンの魔物がうじゃうじゃいる。――今から君を光と氷の魔法を操る魔術師にしたるわ。」
「え、ええ、いきなり?」
「実戦のがええやろ?」
「じゃ、何故光と氷なんですか?」
「神血の力は光の属性。氷は……名前がそうやん。」
「うわ、単純……」
「さぁ、いくで!」
「……マジかよ!」
覚悟を決め、大量の魔物の群れに向かって突進していった。

「で、オチは?」
「ああ――俺は魔術師になっちまったよ。光と氷の魔法を極めちまった。」
「やっぱ馬鹿だな、お前」
芳示がけらけら笑う。
「でも、やっぱ俺は銃を握ってる方が楽しいんだよ。そう気付いて、莱桃さんに言ったら、魔術を込めた魔弾を作ってやるって言ってた」
「へぇ……魔弾ねぇ」
「魔弾は魔術を発動させるのと一緒なんだよ。ただ発動ポイントを決めやすくなっただけだ。」
結局、俺は杖の補助なしに魔術は扱えなかった。
一通りの魔術は教えてもらったが、杖なしでは扱えないだろう。
「ふぅん……興味ねぇや」
芳示はそっぽを向いてしまう。
「ま、言っちまえば何もかわらないのさ」
「俺、見てぇなー。魔術師マジカル氷河」
「なんだその呼び方は!?」

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格ゲー妄想の方で実現します。魔術師マジカル氷河。

これはなかなかのジャンク。
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