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これはFNWとエリュシオンのパロディです。
原作とは違う設定なので、これは別物だと割り切ってください。
それから、これはグロくなります。
グロに耐性のない方はご遠慮下さい。
原作とは違う設定なので、これは別物だと割り切ってください。
それから、これはグロくなります。
グロに耐性のない方はご遠慮下さい。
この学園に入学する四年も前の話だ。
真夜中、強い雨が降りしきる中、俺は人斬りに襲われた。
血塗れた刀を持った男だった。
その男に両親は一瞬にして首を刎ねられた。
そして、両親の血は動く事の出来なかった俺に付いた。
次に男は俺を殺そうと、ゆっくり歩き出す。
恐怖した俺はとっさに、傍にあった刀を手に取った。
そして、人斬りに斬りかかっていた。
その時の事をあまり覚えていない。
無我夢中だったからな。
でも気が付いた頃には、俺は奴の首を刎ねていた。
それだけは、はっきりと覚えていた。
でも、俺は殺人罪に問われなかった。
代わりに天涯学園に入ることを勧められた。
それからしばらくは、一人で生活して学校へ行っていた。
金なら両親が銀行に預けていたものがある。
それに叔父が月一で送ってくれるしな。
困る事はなかった。
でも、襲われる前より変わったことがある。
あの刀を持ち歩く様になった事だ。
そして、近所の神社で少し剣術を学んだことだ。
俺はきっとまだあの夜に怯えているんだ。
再び襲われたときに自分を守れるように。
…いや、誰かを守れるように?
どうでもいいか。
そして、四年経った今。
俺はあの時の約束通り、天涯学園に入学することにした。
入学式は滞りなく進み、授業も少しずつ始めていた。
ちなみに俺のクラスは十二組。
ここは全部で十三組だから、後ろの方になる。
随分遠い。
長い廊下と煩い騒ぎ声に苛々させられながら、十二組の扉を開ける。
「やっほー、幽夜君!」
俺を確認すると、高く手を振る美加月瑠子さん。
入学式直後のHRから話し掛けてくる愉快で明るい人だ。
ちなみに瑠子さんが座っているところは俺の席です。
「瑠子さん、退いて下さい。」
瑠子さんは退くどころか逆に机を占領するようにぐでーっと伸びをした。
「やだぁー、幽夜君の机新しいんだもーん」
愉快というか、悪戯好きの困った女だ。
俺は、刀で瑠子さんを脅すことにした。
「…なら机を傷つけようか?瑠子さんごとな。」
刀を少し抜いて銀色の刃を見せると、瑠子さんはすっと退いてくれた。
「あはははっ、止めてよ、幽夜君。冗談だってば!」
瑠子さんの顔が引きつっている。
笑いも乾いた笑い声だ。
それに溜め息を吐いて、席に座る。
「瑠子さんは、悪戯が過ぎるんだよ。何回斬ってやろうと思ったか。」
今度は俺の机に座る瑠子さん。
そして、椅子に座る俺を見下げる形になる。
「だって、こうでもしなきゃ仲良くなれないじゃない?」
「憎めない存在で良かったですよね、瑠子さんは。」
皮肉を言ったつもりなのに、瑠子さんは照れるように笑う。
チャイムが鳴る。
音を聞いたときに瑠子さんは、すたっと机から飛び降りる。
そして、さっさと前の自分の席に座った。
チャイムが鳴り終わる頃には、十二組全員が席に着いていた。
瑠子さんよりも騒がしい担任を待つために。
-----------
本来はギャグ物で書こうとしていた学園ミステリアです。
あんなに妄想して、踏み切るんかい!って感じでしょうか。
シリアス一直線でセリフ少なめで書いてみたいと思います。
そう助言されただけですが。
人の動きを説明するのは、難しいですね。
真夜中、強い雨が降りしきる中、俺は人斬りに襲われた。
血塗れた刀を持った男だった。
その男に両親は一瞬にして首を刎ねられた。
そして、両親の血は動く事の出来なかった俺に付いた。
次に男は俺を殺そうと、ゆっくり歩き出す。
恐怖した俺はとっさに、傍にあった刀を手に取った。
そして、人斬りに斬りかかっていた。
その時の事をあまり覚えていない。
無我夢中だったからな。
でも気が付いた頃には、俺は奴の首を刎ねていた。
それだけは、はっきりと覚えていた。
でも、俺は殺人罪に問われなかった。
代わりに天涯学園に入ることを勧められた。
それからしばらくは、一人で生活して学校へ行っていた。
金なら両親が銀行に預けていたものがある。
それに叔父が月一で送ってくれるしな。
困る事はなかった。
でも、襲われる前より変わったことがある。
あの刀を持ち歩く様になった事だ。
そして、近所の神社で少し剣術を学んだことだ。
俺はきっとまだあの夜に怯えているんだ。
再び襲われたときに自分を守れるように。
…いや、誰かを守れるように?
どうでもいいか。
そして、四年経った今。
俺はあの時の約束通り、天涯学園に入学することにした。
入学式は滞りなく進み、授業も少しずつ始めていた。
ちなみに俺のクラスは十二組。
ここは全部で十三組だから、後ろの方になる。
随分遠い。
長い廊下と煩い騒ぎ声に苛々させられながら、十二組の扉を開ける。
「やっほー、幽夜君!」
俺を確認すると、高く手を振る美加月瑠子さん。
入学式直後のHRから話し掛けてくる愉快で明るい人だ。
ちなみに瑠子さんが座っているところは俺の席です。
「瑠子さん、退いて下さい。」
瑠子さんは退くどころか逆に机を占領するようにぐでーっと伸びをした。
「やだぁー、幽夜君の机新しいんだもーん」
愉快というか、悪戯好きの困った女だ。
俺は、刀で瑠子さんを脅すことにした。
「…なら机を傷つけようか?瑠子さんごとな。」
刀を少し抜いて銀色の刃を見せると、瑠子さんはすっと退いてくれた。
「あはははっ、止めてよ、幽夜君。冗談だってば!」
瑠子さんの顔が引きつっている。
笑いも乾いた笑い声だ。
それに溜め息を吐いて、席に座る。
「瑠子さんは、悪戯が過ぎるんだよ。何回斬ってやろうと思ったか。」
今度は俺の机に座る瑠子さん。
そして、椅子に座る俺を見下げる形になる。
「だって、こうでもしなきゃ仲良くなれないじゃない?」
「憎めない存在で良かったですよね、瑠子さんは。」
皮肉を言ったつもりなのに、瑠子さんは照れるように笑う。
チャイムが鳴る。
音を聞いたときに瑠子さんは、すたっと机から飛び降りる。
そして、さっさと前の自分の席に座った。
チャイムが鳴り終わる頃には、十二組全員が席に着いていた。
瑠子さんよりも騒がしい担任を待つために。
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本来はギャグ物で書こうとしていた学園ミステリアです。
あんなに妄想して、踏み切るんかい!って感じでしょうか。
シリアス一直線でセリフ少なめで書いてみたいと思います。
そう助言されただけですが。
人の動きを説明するのは、難しいですね。
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