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美しき吸血鬼と姫君。


格ゲーっぽく戦ってみよう企画。

・吸血鬼と姫君
※瀬戸氷河
「ふふ、この試合に勝ったら、姫君をもらっていいのだろう?」
宴祭の乱入者である吸血鬼、レイゼーが笑う。
やはり吸血鬼であるレイゼーの実力は高く、決勝まで進んできていた。
「はっ、誰がてめぇのものになるかよ。」
「その姫君の表情も素敵だ。ああ、早く私のものにしたいよ」
レイゼーは余裕そうに構えもせずに立っていた。
「ちょっと待ってろ」
俺は待ったをかけ、眼鏡を外す。
そして慣れない手つきでコンタクトを入れる。
「どういうつもりかな?姫君のその手つきは可愛らしいが」
「うるせぇよ!そこに触れんな!」
やっとコンタクトがちゃんと入ったので、構える。
「……殴り合いすんのに、眼鏡気にしてたら邪魔だろ。」
「ほう……吸血鬼に対して近接戦闘をするのかい。それはハンデだと受け取ろうか」
「どうかなっ!?」
一気に距離を詰める。
レイゼーは、動じずに興味深そうにガードしている。
「ブレイク!」
そこに光属性を混ぜた拳をたたき込む。
「ふーん……!」
更に畳み掛けようとすると、レイゼーがバックステップで躱す。
レイゼーの腕は、軽く焼けていた。
「姫君はいつの間に暴力的になったんだい?」
「さぁ、いつからだろうな……!お前を殺したいと思った時からかな。」
「成る程、今の姫君はかなり道化師の影響を受けたと見える。」
「道化師?」
「気にする事ではないさ。」
レイゼーがようやく構えを取る。
「戦う姫君は素敵だが、私には勝てないと証明しなくてはね!」
レイゼーが腕を引っ掻くように振るだけで、衝撃波がこちらを襲う。
「っ……!」
なんとかそれを回避すると、今度はレイゼーが距離を詰める。
「踊ろうじゃないか、姫君!」
「嫌だよ!」
そして、殴り合いとなる。
吸血鬼の力がやはり強く、押されてしまう。
ガードしながらも、魔力を込める。
そして、レイゼーの上段を躱し、腹に光属性の魔力をぶつける。
「はあああっ!」
レイゼーにヒットに吹き飛ばす。
レイゼーは受け身を取り、綺麗に着地する。
「さすがは神血。光属性が恐ろしいね。その力で殴られては適わない。」
そうでなくては困るんだが。
「だが」
レイゼーから、魔力を一気に高めたような気を感じた。
「それでも、吸血鬼には勝てないという事を教えてやろう!」

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もうなんだこりゃーやで。
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