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氷河ヒロイン化企画番外。

いつかの怒りを思い知れーっ!


・殺意の湧く相手
※瀬戸氷河
「さーて、散々遊んでくれたんだ、覚悟は出来てるな?」
指の骨をならす。
雨境と才臥は、引きつった笑みを浮かべる。
「やっべぇな、絶対怒らせたわ……!」
「ああ、やっちまったな、雨境さん」
「俺のせいかよ!?」
ゆっくりと拳を作り、少し引く。
「反省しやがれ、てめぇらあああっ!」
そこで、思い切り殴りかかる。
渾身の右ストレートが、壁を殴る。
二人は別れるように回避していた。
魔術を付与しずきたのか、壁が凍り付く。
「お、おい、魔術付き!?」
「寒気がしてきたんだけど。」
俺の背後で話す二人。
くるりと振り返ると、さらに竦む二人。
「氷河から、寒い風吹いてるな……」
「さみいな、うん」
まだ癇に触る才臥に狙いを定める。
「はぁっ!」
先程よりは力を押さえたストレートから、上段狙いのハイキック。
才臥は余裕でしゃがんで回避する。
「へへん、甘いんだよ氷河!」
「凍れっ!」
床を殴り付ける。
瞬時に俺の周りが凍り付く。
さすがに才臥も驚き、表情が曇る。
「な、あ、っぶねぇ!」
だが、才臥の瞬発力のが上で、躱されてしまう。
「ちっ」
すぐに狙いを雨境に変える。
雨境に詰め寄り、渾身の右ストレートを放つ。
だが、また躱され壁を殴る。
前よりもいい音がした。
「はぁ……っ、は……っ」
息が乱れる。頭に血が上っているからだろうか。
「俺も混ぜろよっ!」
上から声がした。
島原さんが、少し飛んで踵から蹴り下ろす。
「っ、うあっ!」
咄嗟にガードするも、その衝撃でガードは破られ、その隙に殴り飛ばされた。
「え、島原さん?」
雨境と才臥は、突然の乱入者に唖然としている。
島原さんは、かなり気分良さそうに構えをとる。
「喧嘩だろ!?俺も混ぜろって」
「喧嘩、だったっけか」
「喧嘩、だったよーな。反撃する予定だったし。」
雨境と才臥も、構えをとる。
「……俺一人に三人は部が悪くねぇ?」
口元の血を拭いながら、立ち上がる。
「いや、組む気はねぇよ。俺を不意討ちしたっていいぜ?」
「「不意討ち……」」
二人の卑怯者が笑う。
「なら、いいんだけど」
俺も構えをとる。
「さっきの一撃で、頭が冷えましたよ……、ありがとうございます、島原さん」
「喧嘩する時のお前、本当にいい表情をしてるよな……、たまんねぇわ。レイゼーなんかの気持ちがちょっと分かるな。」
「ああ、そうかよ」
俺と島原さんが睨み合いをしてるうちに、二人の卑怯者が島原さんを挟む。
「「くたばれ、島原ー!」」

-----------
アクション。頑張ってみた。

え、これのオチ?
島原完勝。

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