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ボツリヌスダウト。

15以内に終わるとたかをくくっている。

これは、こちらで、連載されていますコラボ小説のシリーズであります。
先に本編を読まれる事をお勧めします。

キャスト
榎本恭二(えのもときょうじ)
子供心の吸血鬼。
瀬戸氷河(せとひょうが)
凍てつく光の魔弾。
天城芳示(あまぎほうじ)
特攻鬼軍曹ガンナー。
大浦丙(おおうらひのえ)
微睡みのトラップ。
赤空核(あかぞらさね)
反面常識人。
多々角円(ほぼまるまどか)
ノンストップ重力。
一一哉(にのまえかずや)
計算の策師。
多々角環(ほぼまるたまき)
筒抜けの仲間想い。


※大浦丙
次はどこかの教室に飛ばされていた。
辺りにいるのは、氷河と恭二と芳示だけ。
学園サイドの彼らがいない。
「あれ、核とかは?」
「知らねぇ。探偵ごっこでもしてんじゃねぇの?」
芳示が投げやりに返す。
「いつになったら終わるんだろ、この映画」
氷河も疲れ切ったようにため息を吐く。
「そういや、いつまでやるんだろうね」
俺もその話に合わせる。
「もう終盤じゃねぇの?なんとなくだけど」
「適当にいうなよな……」
恭二が適当に答えて、氷河が呆れる。
「いや、終盤なのは事実かもしれねーぜ?」
芳示が不適に笑う。
「なんでだよ?」
氷河が芳示に聞く。
「そりゃ飽きてるからだよ。」
「もう少しやる気を出せよ」
「ギャグと最初にうっとけばある程度の破綻は許されんだよ。」
「本当か、それ」
氷河と芳示のコントは、聞いてられない。
それに芳賀の用意したシナリオなら、そこまで考えても無駄だし。
「おい丙」
「なに?」
ぼんやりとしていたら、氷河がいつの間にかこちらにいた。
何故かハンドガンを引き抜き、俺に向け、嘲笑う。
「死ね」
「させないよ!」
教室のドアががらりと開けられ、途端に机が動きだす。
重力変化。
まるでFF7の召喚マテリアテュポーン。
あ、これ作者の初感想。
俺たちは不自然に浮き上がり、氷河だけが重力に飲み込まれ、机の下敷きになる。
円が、真面目な表情で俺達を見る。
「……全部分かったんですよ。犯人は――」
「成り代わる魔術師、お前だな。」
円のセリフを取る核。
氷河であったものは、魔術師に変化する。
「ふん、よく分かったな、とでも言えばいいか?」
「氷河は!?」
恭二が叫ぶ。
核は心配そうな恭二に、大丈夫、とだけ言った。
「円、重力戻せ!」
「えっ!?」
円が慌てて重力を戻す。
机の束縛が解かれた魔術師が動きだそうとした途端に、彫刻刀の一本が魔術師を掠めるように刺さる。
「――さて、さっきの続きと行こうか?」
教室の開いたドアに、彫刻刀を四本構えた氷河がいた。
「はいはい、おしまい!」
教室の天井から、芳賀さんが降りてくる。
そして、即座に魔術師を拘束した。
「え、終わりかよ……」
彫刻刀を構えた氷河は、つまらなさそうに彫刻刀を落とした。

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ラスト一個だろ!
いよっしゃ!
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