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なんとなく別にしたかったにょたシリーズ。

ガールズトーク。


・嫉妬キャンセラー
※来鈴舞皆
先日、芳賀巫斗による女性化事件が起きた。
白河さんまで、女性化されていたという大事件だが、私には気に食わないことがあった。
「どうして、女体化した連中に負けるのかしら……!」
なんのことかと言われると、胸のことである。
瀬戸氷河はおろか小浜黒葉ともいい勝負してたわよ、私。
確かに戦いにおいて胸なんて邪魔なだけよ、分かってるわ。
でも、女のプライドが許せないのよ。
こんな話が出来るのは、限られているわね……。
「木津樹さん、休みをもらいます。」
「ん、いきなり?」
木津樹を無視して部屋を出た。

「ふむふむ、なるほどねー。」
こんな話が出来るのは、同じ女子のあさぎちゃんと優衣ちゃんしかいないわ。
「なら、他の子の大きさも調べちゃいましょう。」
優衣ちゃんが、いたずらっぽく笑う。
「でも、女の子って誰がいたっけ」
「んーと、イシアさんとか、古川さんとか、芳賀さんとかー、茅野さんとかー?」
あさちゃんが、女の名前をあげる。
芳賀とイシアは除外できるわね。
芳賀は私よりないし、イシアはありすぎるわ。
「気になるのは、茅野と古川ね」
「古川さんは、街かな?」
あさぎちゃんが、冷静に言う。
「なら、難しいわね……」
「あ、茅野さんなら分かるかもよー?」
と、優衣ちゃんが言った。

「ひょーがさーん!」
「優衣ちゃん!?」
優衣ちゃんが、勝手にドアを開ける。
氷河さんは、驚いてペンをおとした。
畳み掛けるように優衣ちゃんは、続ける。
「氷河さん。茅野さんの胸のサイズ分かります?」
「……ごめん、なんだって?」
信じられないといった表情だ。
「だから、茅野さんのおっぱいですよ!」
「どこでそんな話もってくんだよ!?」
「来鈴さんの威厳がかかってるんですよ!」
「私の話しないでよっ」
耐えきれなくて部屋にいる優衣ちゃんを止める。
「ど、どういうことですか?」
「え、ええとね……、恥ずかしいわね……。」
どう話をしたらいいものか。
優衣ちゃんが、彼を指差す。
「で、氷河さんは茅野さんのおっぱいを見てないというつもりですか!あれですよ、俺だってエッチなことくらい考えるもん!とか言えなきゃ人間として終わりますよ!」
「優衣ちゃんにダメ出しされた……?」
ショックを受けたようでちょっと凹む氷河さん。
元凶である私はもう恥ずかしい……。
「で、どーなんですか」
「んー、来鈴さんよりは、なかったと思うぜ?」
「っ、やった!」
小さくガッツポーズをとる私。
「……ってか、なんか恥ずかしい、な」
氷河さんが、照れたように顔を赤らめる。
「男同士ならまだしも、なんで女子にこんな話してんだ、俺」
「私だって、あなたにこんな話まではしたくなかったわよ」
冷静さを取り戻し、ツンとした態度をとる。
「じゃ、優衣ちゃんが発端か。吾野さんに殺されるぞ?」
「大丈夫ですよー、んな大袈裟な」
吾野さんは、相当放任してるわね。
「いや、俺が殺される。」
「そしたら、優衣にお任せですよ。盾になりますよ?」
「いや、そしたら俺が恥ずかしい。」
「そんなプライド捨ててしまいましょう!」
「無理だ!」
子供にまでつっこんでるわ。
コントができてんじゃない。
「ほら、古川を探しに行きましょう。」
彼の部屋を出る。
優衣ちゃんは、氷河さんに手を降っていた。

------------------
ガールズコントと被害者。

優衣ちゃんが、可愛い。

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