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まだこいつがいましたよ……。

忘れてた、神血の前語り。

※瀬戸氷河
「はいはい、どいたどいたーっ!」
「つめたっ!」
魔術師が、バケツの水をこちらにぶちまける。
そのせいで俺が水浸しになる。
「だって、そんなに血まみれてっと俺歩けねーもん。」
「だからって、俺を配慮しろっつの……。」
「蕀成長すっかな」
「話聞けや!」
ふと魔術師がにやりと笑い、俺の髪に触れる。
「お、いいじゃん。水も滴るなんとやらで。俺、本当にその意味わかんねーんだけど。」
意味も知らずに皮肉言われた!
しかし、髪が寝てる。
こうなると目にかかって邪魔くさい。
「いーこと思い付いた。水攻めとかどうよ?」
「はぁ?」
「お前が死にそうになったら目をさまさせてやるよ!」
魔術師が指をならす。
天井からのびていた蕀が引っ込み、腕を縛り吊るされていた状態から急に落ちる。
「うわっ……」
地面につくより先に黒スーツの男に受け止められた。
黒いスーツの護衛が注射器を取り出す。
「……まだ足りねぇのかよ」
「貴重なぶんサンプルがないのだよ。」
そして、注射器を腕に指す。
「い、っつ……」
採取だけしたあとに、地面に下ろされた。
そしてまた魔術師に水をかけられる。
「っ……!」
「ふー、これでいい、かな。」
魔術師がバケツを牢の外に捨てる。
立ち上がろうとすると、後ろから腕を捕まれる。
「蔦……?」
にしては、まるでいきているかのように動いている。
壁から無数に蔦が延びる。
あっという間に絡まれ、背後の壁に叩きつけられた。
「がっ……!?」
「あははははははっ!おかしいだろ!さっきの水は、植物を成長させる水さ!」
だからか、蔦が無数に延びて、だんだんと俺の体に巻き付く。
「それに俺はこういう魔術師だからね!蔦は自由自在なわけ!」
一瞬で牢が植物だらけになる。
「これで、血は植物に吸わせりゃ綺麗だよな。ま、どうなるかわかんねーけど。」
「くっ……うぁっ……!」
体が締め付けられる。
蔦が体を締め付けてんのか……?
魔術師が耳元で囁く。
「さぁ、やっちゃいますか?念願の触手プレイとか、さ!」
「誰が……っ!」
抵抗しようとするとさらに強くしまる。
「ぬるっとしたやつなら、こちらに!」
地面から別の植物が伸びる。
蔦から液体がこぼれ落ちる。
「……っ!」
あれはまずい。
ゆっくりと近づく植物。
「強ばんなよー、大丈夫だから、さ!」
「うぁあっ!?」
魔術師が俺の体に触れる。
途端に電流が流れ、体がびくりとはねる

「俺、専門は雷なの。」
「……っ、う……」
もうあの植物が目の前にいた。
ぬるりとそれは体を這う。
「っ……」
気持ち悪い感触。声を殺して耐える。
「んー、ま、俺も何生えるかわかんねーしなぁ。せいぜい遊んでてくれよ!」
魔術師が牢を出る。
「ふざけ、んな……!」
さらに無数の植物がはえる。
「何が、したいんだよ……」
それは植物にたいして言ったのか。
答えるようにすべての蔦が一斉にこちらに襲いかかる。
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お久しぶりパーフェクション。
触手プレイとか書けません。

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