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赤い紅い話。
氷河ヒロイン企画。
どのような形であれ、繋がりは大事。
今回は伊塚。
氷河ヒロイン企画。
どのような形であれ、繋がりは大事。
今回は伊塚。
・ブラッドレイン伊塚
※瀬戸氷河
ずっと気になることがあった。
けど、それはとても聞きにくいことでもあった。
「なぁ、秋夜」
「ん、なんすか?」
ラウンジで秋夜に声をかけた。
明るい表情で俺を見る彼は、過去を乗り越えたようにも見える。
「あのさ……聞いてもいいか」
「いいっすよ?」
俺にしては珍しく歯切れが悪いからか、秋夜が気にするように俺を見る。
「紅い海、ってさ……どんな色?」
紅い海と聞いた途端に秋夜の表情が暗くなる。
聞かなきゃよかったかな、なんて後悔していると秋夜が答えた。
「どす黒い紅。血の色なんてそんなもんっすよ」
「その紅は、俺の血とどっちが紅い?」
「氷河さん……?」
秋夜が不安そうに俺を見た。
「気にしてるんすね……でも、あの海は呪いの海。だから、氷河さんの色よりも黒いっすよ。」
「そっか。ありがとな、秋夜」
呪われた血の海。紅い海。
ずっとその海はどんなだろうと考えていた。
「待ってください!氷河さんが気にすることないんすよ!もう終わったんだから!」
「秋夜?」
秋夜が立ち上がっていた。
「氷河さんは、自分の血に悩まなくていいと思うんすよ。そのせいで多くの魔術師に狙われたとしても。それは氷河のせいじゃないんすよ。」
確かに思い詰めすぎたのかもしれないな。
「秋夜」
「な、なんすか?」
「ありがとな」
秋夜の頭を撫でてやった。
「えっ、あ、はい……?」
秋夜はぼんやりと立ち尽くしていた。
------------------
短いけど、一本。
紅い海と氷河なら似合ったかも。
※瀬戸氷河
ずっと気になることがあった。
けど、それはとても聞きにくいことでもあった。
「なぁ、秋夜」
「ん、なんすか?」
ラウンジで秋夜に声をかけた。
明るい表情で俺を見る彼は、過去を乗り越えたようにも見える。
「あのさ……聞いてもいいか」
「いいっすよ?」
俺にしては珍しく歯切れが悪いからか、秋夜が気にするように俺を見る。
「紅い海、ってさ……どんな色?」
紅い海と聞いた途端に秋夜の表情が暗くなる。
聞かなきゃよかったかな、なんて後悔していると秋夜が答えた。
「どす黒い紅。血の色なんてそんなもんっすよ」
「その紅は、俺の血とどっちが紅い?」
「氷河さん……?」
秋夜が不安そうに俺を見た。
「気にしてるんすね……でも、あの海は呪いの海。だから、氷河さんの色よりも黒いっすよ。」
「そっか。ありがとな、秋夜」
呪われた血の海。紅い海。
ずっとその海はどんなだろうと考えていた。
「待ってください!氷河さんが気にすることないんすよ!もう終わったんだから!」
「秋夜?」
秋夜が立ち上がっていた。
「氷河さんは、自分の血に悩まなくていいと思うんすよ。そのせいで多くの魔術師に狙われたとしても。それは氷河のせいじゃないんすよ。」
確かに思い詰めすぎたのかもしれないな。
「秋夜」
「な、なんすか?」
「ありがとな」
秋夜の頭を撫でてやった。
「えっ、あ、はい……?」
秋夜はぼんやりと立ち尽くしていた。
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短いけど、一本。
紅い海と氷河なら似合ったかも。
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