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氷河苛め祭。

フローズンアビス編。

倦怠期とは思わせぬ!

・フローズンアビスの魔術師
※神谷慎二
俺は、コートにマフラーを羽織る。
「どこいくんです?」
上月が、本を読みながら聞いてくる。
「魔術師のとこ!」
「はぁ、こんな寒い中いくんですか」
上月の反応は薄い。
心底どうでもいいと思ってそうだ。
「氷河が勝手にいなくなったって言うしさ」
「へー、氷河が。そりゃ大変ですねー」
上月が、窓を見る。
窓の外は雪が降り積もっている。
そして、本をパタンと閉じる。
「面白いこと思い付きましたよ。」
「なになに?」
上月は、なにも言わずにナイフを用意する。
「教えてくれたってええやんかー」
「こういうのは、サプライズのが面白いでしょ」
「せやけどー」
上月にあしらわれつつ、部屋を出た。

ラウンジには、誰が用意したのかこたつがあった。
中には莱桃さんと雨境が入っていた。
「あんれー、どっかいくのー?」
雨境が気だるそうにきく。
「魔術師のとこ!」
二人の反応は、やはり薄かった。
「へー、いってらっしゃいな」
「よく外に出られるよね……」
この二人は、絶対ここから出ないな。
確信できるわ。
「神谷さん、ちょっと待っててもらえます?」
「ん?」
上月が誰かを探しにいった。
その間にこたつ二人組と会話でもするか。
と、思ったら鹿屋が来た。
「外でも出る気ですか」
「ん、せやでー」
「魔術師ですか?」
「まー、今外出れるのは俺ぐらいでしょ。みんな、こんな感じだし」
といって、雨境を指差す。
「……そう、だな。」
鹿屋もだらけた雨境に苦笑いしていた。
「お待たせしました」
上月が書類を持ってくる。
「依頼にしてもらいましたよ。やはり氷河が行ったきりだそうです」
「氷河が、ね……」
鹿屋が、呟く。
上月がそれを聞き逃さずに反応する。
「鹿屋さんも来てくれるとありがたいですね。火の魔術がほしいので。」
「それなら、行くよ。」
鹿屋も来てくれることになった。
防寒具を取りに部屋に戻る。
「……本当は、あなた方がいてくれるとありがたいんですけどね」
と、上月がこたつの中の二人をあきれながらも見やる。
「だって、寒いもん」
「気分やないしなー」
とことん落ちた二人だ。
「お待たせしました、行きましょう」
鹿屋も合流する。
「よーし、氷河を探すぞー!」

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だめだ、長くかけない。
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