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コラボ第二弾。
一般人と殺人者。

キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが

自称半分名探偵助手
小城 リリス
こじろ リリス


※瀬戸氷河
柊さんが言うには、あの事件の顛末には反対だそうだ。
あの事件というのは、神隠しの事件の事だ。
俺達が迷い込んだ異世界を繋いだ事件。
「あの異世界との入り口は封鎖すべきだ。あまり関わるといつかは次元問題になりかねないだろ。」
「そんなこといって、柊先輩は向こうの人間が心配なんでしょー?」
「うるせぇぞ依鶴」
「そんなSF問題になるのか……あれが」
江崎さんが珍しく出てきて答えた。
「魔術師を信じたわけじゃないだろ。それなら可能性はある。僕らはきっと命を握られているのかもしれない。」
「そうなんだよ、纏。わかってるー」
柊さんも、子供っぽいところがあるよなー……。
「ああ、柊先輩!ずるいですって!」
依鶴を無視し、柊さんがお守りを俺に渡す。
「さて実験だ。柊神社の力を利用する、な。」
「俺にどうしろと?」
「これを向こうの誰かに渡してこい。それでそいつがこちらの被害にあわなければ成功だ。」
「……なんで俺が」
「うまく潜り込めそうだから」
柊さんに真顔で言われた。
そういわれたら断れない。
渡されたお守りは至って普通の出来だ。
特に変化はない。
「しょうがねぇ、いきますよ」
「助かる」
柊さんは、そのまま研究へと戻る。

「よっ、と」
武器を担ぎ込み、自分の部屋の窓から飛び降りる。
おかしな光景に思えるだろう。
だが、ここが正式な異界との接点。
恨みてぇよ、これ作った魔術師。
窓の景色をみながら本を読むのが好きだった俺に対し、謝罪と賠償を要求したい。
だが、その無感情な魔術師は、あれでも反省したようなので。
謝罪だけで許してやるか。

「あれ……」
校舎が少し古い気がする。
前に来たときはもう少し新しい校舎というイメージだったんだが。
それに人の気配がない。
「また魔術師か……?」
幽霊のような影の魔物がふわりと廊下を通りすぎる。
その魔物は、ひとつの教室へと向かう。
アサルトライフルを構える。
武器をある程度運んで正解だったかもしれない。
ガラリとドアを勢いよく引く。
「ひいっ!?」
女の子の声がした。
机の下に隠れているようだ。
「伏せてろ!」
幽霊のような魔物が、獣へと変貌する。
その瞬間にアサルトライフルを撃ち抜く。
「ひいいいっ、なんなんですかぁ!?」
聞き慣れない銃声にビビる女の子。
魔物は消えたので、静かになる。
それを気に、机から抜け出す少女。
「……ええと、どちらさまで?」
「どう、説明すりゃいいかな……」
一般人と殺人者。
実験と依頼は始まった。

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始めてみました!冷やし中華のごとく!
とりあえず目標は、可愛いリリスちゃんとアクションスター氷河。

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