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氷河苛め祭。

ツインシンメトリー編。

・ツインシンメトリーの魔術師
※瀬戸氷河
中華、天津飯。
長テーブルに乗せられたのは、色とりどりの中華料理。
「……なぁ、恭二」
「んー?」
「もう食ってるし」
「肉まんうまひー」
毒だったらどうすんだ、馬鹿。
俺は、目の前の魔術師を見据える。
双子で糸目の魔術師。
「食べないの?」
「似合ってるのに」
双子というか、クローン。
こいつらの違いがわかんねぇ。
「……これ食ったら殺すからな」
「「殺されるようなことしてないのにねー」」
「今、死ぬか?」
あー、こわいねーと再び魔術師が声を揃える。
中華を愛した更によくわかんねぇ魔術師。
ただ俺と恭二は、服を着替えさせられていた。
恭二は、白と黒のチャイナ服。
なのに俺は、チャイナドレス。
……やっぱ殺す。

「まぁまぁ、たまには休息も大事だよね」
「大事だねー」
「そーだよなー、もう暴れすぎて疲れたわ」
何故かこの三人は意気投合して談笑してやがる。
「氷河ー?」
「んだよ」
恭二が俺をじろじろ見ながら嬉しそうに笑う。
「可愛いのに、いつまで照れてんの?」
「それが嫌なんだよ!」
肉まんを手に取ったまま、がたりと立ち上がる。
「……食い終わったら、殴る」
そのまま、大人しく座る。
こいつらの料理は意外とうまい。
恭二はいろいろなものに手を出している。
だが、俺は殴ると決めた。
あの魔術師を。
「うまかったよ、御馳走様。そんで……」
どちらがどちらか分からないが、とりあえず右にストレート。
「殴らせろ!」
「うわぁっ!?」
「ちっ」
「そんな性格悪かったっけ?!」
舌打ちし、今度は左を蹴り飛ばそうとして見る。
「殴ってないし!」
「あ、なんか悪くねぇかも」
動きやすいぞ、これ。
構えをとってみる。
「太極拳?違うや、なんだっけな、ええと……」
本の知識を適当に漁ってみる。
なにも出てこない。
「んー、まぁなんでもいいか。」
「氷河ー!」
恭二が俺のとなりに立つ。
そして爪を伸ばす。
「喧嘩ならまーぜてっ!」
恭二と肩を並べて喧嘩するのは久々だ。
「不良潰し以来か。こういうのは。」
「そーだなー!」
二人で各々の構えをとる。
「なんであんな意気揚々としてんのさ」
「やっぱ不良なんだよ、本質が」
双子も拳を握る。
「さて、かかってこいよ?」
「「言っておくけど、ぼくら魔術師だよ?」」
トリックがあんだろ?知ってるよ。

------------------
いーあるふぁんくらぶなツインシンメトリー編。
服装はいーあるふぁんくらぶをイメージしてください。
説明なんかできない。

中華と格闘アクションとひたすらツインな話。

私も挑発されてぇわー、チャイナ美人に言われてぇよー(
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