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コラボ第二弾。
一般人と殺人者。

キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが

自称半分名探偵助手
小城 リリス
こじろ リリス


※瀬戸氷河
机から出てきた少女は、金髪の綺麗な子だった。
突然のことでビクビクしていた彼女をこれ以上びびらせたら不味いので、咄嗟に銃をしまう。
「ここは、まだ安全だし……そこ、座っていいぜ?」
「それなら遠慮なく座りますけど……」
彼女は丁寧に椅子を引いて座る。
俺も机に座った。
「あの、いくつか質問しますよ?」
「ん、構わねぇけど」
彼女がひとつ咳をした。
「お名前は」
「瀬戸氷河」
「年齢は」
「22」
「うわ、若い……。えっと、職業は」
「……異変解決専門家、かな」
ここは、かなり誤魔化した。
「なんでここにいるんですか」
「異変解決のため」
「その異変って」
「まだわからない」
「じゃあ、先程の銃声は」
「俺。ごめんな、驚かして」
「いえ……こちらこそありがとうございました」
彼女が頭を抱える。
「こっちも、2、3質問していいか?」
「え、はい、どうぞ」
言葉を選ぶように、正確に知りたい情報を少ない質問で知る。
なんつーか、俺の苦手なことだ。
「ここは、釣木学園だと思うか?」
「校舎は古いですけど、作りは同じです」
「君は?」
「私は小城リリスです。まぁ、見ての通りハーフで、名探偵助手です」
「名探偵……?」
「はい、裕さんって名探偵がいてですね!私はその手伝いをしているわけです!」
名探偵と聞くと、特別強く答えた。
つーか、名探偵ねぇ。
異常な能力の次は、名探偵かよ……。
「ほんとに、ここは普通の学園なのかよ……」
くすりと笑うと、彼女が不思議そうに首をかしげる。
「何いってるんですか、普通ですよ」
「そっか、悪かった」
机から降りる。
「小城さん、巻き込んでしまったのは俺のせいだし、この事件が落ち着くまでは、一緒に行動しよう」
「あてとかあるんですか?」
「今はねぇけどさ。ここにいるよりはマシだろ。それにいてくれるなら幽霊から守ってやれるから。」
彼女が何を考えるか分からないけれど。
急にびくりと肩を震わせる。
「わっ!?」
彼女の目の前の机に血で文字が書かれていた。
『としょしつ』
「図書室……」
「……ヒント、かもな」
彼女が立ち上がる。
「瀬戸さんに、ついていきます。名探偵助手としてこの謎を解きますから!」
「氷河でいいよ、小城さん」
「じゃ、私もリリスでいいですよ」
小城さん--いや、リリスちゃんがようやく笑ってくれた。
「よし、行くか」
「はい」
教室のドアを開けようと、手をかける。
しかし、引けない。
「あれ、さっきまで空いてたのに」
「え、ええ?」

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もしかして美男美女コンビ?


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