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氷河苛め祭。
ツインシンメトリー編。
ツインシンメトリー編。
・ツインシンメトリーの魔術師
※瀬戸氷河
2対2は基本的に、一対一に持ち込まれる。
俺と恭二で、双子を分ける。
そして、各個撃破を目論んでいたが。
「「我らは半分で人にあらず!」」
「なっ!?」
「あれ!?」
俺たちの攻撃が、魔術師の体をすり抜ける。
戸惑っている隙に、同時に蹴り飛ばされた。
「ぐっ……どうなってやがんだ……」
起き上がろうとすると、魔術師が飛びかかり馬乗りになる。
恭二のほうも押さえつけられているようだ。
「きらーん」
魔術師の手に光るものが握られていた。
刃物、ナイフか。
にしては、小さい。
「しゅぴーん!さくっ」
間抜けな効果音と共にそれが俺に突きつけられる。
「氷河!」
恭二が叫ぶ。
だが、刺されたのは。
「うん、かーわいー」
花のついたピンで髪をとめられていた。
「あ、氷河可愛い」
「--ッ!」
恭二ももう一人の魔術師もいつのまにか、戦闘を止め、俺をみていた。
「な、なにしやがんだ、てめぇら!」
「ふふふー、お洒落」
「可愛いねー」
恭二が二人の手をとる。
「お前ら!ありがとう!」
すっかり意気投合しやがって。
腹立つ。
「ちょっと立ってみてよ」
と、馬乗りになっていた魔術師がどいた。
大人しく立ち上がると、三人がじろじろと俺をみる。
「……な、んだよ」
恥ずかしくなって目をそらす。
恭二が俺を抱き締める。
「そのピン、魔術師殺すまで取るなよ?」
「ええー……」
「だって、可愛いんだもん!」
恭二が言うなら、大事にするけどさ……。
「「ねぇねぇ」」
魔術師二人の声がかかる。
「今度は、小籠包なんていかが?」
「あ、もらうー!」
恭二が長テーブルに戻る。
あいつらはいつ料理を用意してんだ……。
俺もゆっくり戻りながら、考える。
あの二人の魔術師のトリックを。
------------------
氷河が可愛いだけ。
※瀬戸氷河
2対2は基本的に、一対一に持ち込まれる。
俺と恭二で、双子を分ける。
そして、各個撃破を目論んでいたが。
「「我らは半分で人にあらず!」」
「なっ!?」
「あれ!?」
俺たちの攻撃が、魔術師の体をすり抜ける。
戸惑っている隙に、同時に蹴り飛ばされた。
「ぐっ……どうなってやがんだ……」
起き上がろうとすると、魔術師が飛びかかり馬乗りになる。
恭二のほうも押さえつけられているようだ。
「きらーん」
魔術師の手に光るものが握られていた。
刃物、ナイフか。
にしては、小さい。
「しゅぴーん!さくっ」
間抜けな効果音と共にそれが俺に突きつけられる。
「氷河!」
恭二が叫ぶ。
だが、刺されたのは。
「うん、かーわいー」
花のついたピンで髪をとめられていた。
「あ、氷河可愛い」
「--ッ!」
恭二ももう一人の魔術師もいつのまにか、戦闘を止め、俺をみていた。
「な、なにしやがんだ、てめぇら!」
「ふふふー、お洒落」
「可愛いねー」
恭二が二人の手をとる。
「お前ら!ありがとう!」
すっかり意気投合しやがって。
腹立つ。
「ちょっと立ってみてよ」
と、馬乗りになっていた魔術師がどいた。
大人しく立ち上がると、三人がじろじろと俺をみる。
「……な、んだよ」
恥ずかしくなって目をそらす。
恭二が俺を抱き締める。
「そのピン、魔術師殺すまで取るなよ?」
「ええー……」
「だって、可愛いんだもん!」
恭二が言うなら、大事にするけどさ……。
「「ねぇねぇ」」
魔術師二人の声がかかる。
「今度は、小籠包なんていかが?」
「あ、もらうー!」
恭二が長テーブルに戻る。
あいつらはいつ料理を用意してんだ……。
俺もゆっくり戻りながら、考える。
あの二人の魔術師のトリックを。
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氷河が可愛いだけ。
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