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これで11月なんとかの日企画は終了!

しかし、双子なんていなかった!

・双生児論法
※瀬戸氷河
「双子だからってシンメトリーになるって設定は間違ってると思う」
「おい、大半の設定全否定か」
才臥の突然の言葉に突っ込む俺。
アホみたいだ。
「でも、どう考えっておかしいじゃん!」
「俺にいうな。それに双子って言われても魔術師しか知らねぇから」
「あ、氷河は坂上知らねぇのか」
「話しか聞いたことねぇな。確か、ケージインゲームの時の兄弟だよな」
坂上兄弟については、噂程度しか知らない。
機械で出来てる大罪の双子。
どこかで死んでしまったらしいが……。
「そう、あいつら無表情の癖に口は達者だから腹立ったなー」
「へぇー」
「氷河だったら殴ってるレベル」
「……そんなに手出すの早くねぇぞ?」
「いや、氷河は短気だ」
「そこまで気短くねぇよ!」
才臥が、げらげらと笑い始めた。
才臥のがよっぽど腹立つけどな。
「それならどういう双子が理想なんだよ」
「んー、考えてすらいなかったなー」
「適当に否定だけすんなよ」
「シンメトリーの反対だろ。真逆ならいい」
シンメトリーになってるだろ、それも。
いちいち極端だな、才臥は。
「例えばなー、お前が双子だとすんじゃん。」
「……ああ」
「一人はお前なんだけど、もう一人はすげぇ悪い氷河」
「シャドウじゃねぇか!」
ペ◯ソナかよ!?
いや、あれはどっちも自分だからな。
「でもー、悪い氷河ってどんなんだろうな?魔術師堕ちかな」
「魔術師堕ち、か……」
想像が容易い。
俺だって魔術師になる才能はあるから。
彼らが魔術師になることを堕ちることだというなら。
「大丈夫、俺は堕ちない」
「ほんとうにそうかなー?」
「からかうな、才臥」
「悪かったよ、信じてるからさ!」
才臥が調子よく俺の肩を叩く。
「そんなわけで、俺にケーキを作れ」
「どういうわけだ、よ!」
「痛い痛い痛い!何処で腕捻りとか覚えてきたんだよ!?」
「はん、そんなの何処でだって覚えるだろ?安易に俺に触れるからだよ、バーカ!」
「触れもしねぇの!?」

------------------
関節技を覚え始めた氷河。
双子ってなんだよ、おい。

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