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氷河苛め祭。
フラクタルミラージュ編。
フラクタルミラージュ編。
・フラクタルミラージュの魔術師
※瀬戸氷河
ナイフを突き刺した腹が血が流れる。
痛い。燃えるような痛みが走る。
「いいだろ……これで……っ」
からん、とナイフを落としてしまう。
恭二がそれを拾い上げ、けらけらと笑う。
「おいおいまさか、本気で実行しちまうとはな!ひゃははは、信じられねぇ!そんなに俺に溺れちゃってんのー?」
恭二がナイフを俺の肩に刺す。
「ぐ、ぅ……ッ!?」
「あははははは!痛くない訳じゃねぇだろ?芳示の傷も治ってねぇもんな。」
血が止まらず、俺の足元に血溜まりが出来る。
「氷河」
恭二が囁く。
「まだ死んじゃダメだからな」
「分かってる……っ」
治癒術で傷をなおす。
完全には治しきれないが、そのおかげで血が止まることはなかった。
「まだ治癒術が使えたのか」
「呪いの心配か?……大丈夫だよ。俺が簡単にくたばるわけねぇだろ。」
「そっか。じゃ、もらおうかな!」
腹の傷口から舐めるように血を吸う恭二。
傷口を舌が這うたび、身体がびくりと動く。
くすぐったい。
「きょう、じ……っ」
「ん?どうしたの?氷河」
「舌がくすぐったい、んだけど……」
「そうしてるもん。」
「……ばか、やろ……っ」
恭二がくすくす笑う。
血を吸い終えると、指で少しとり俺の頬に付ける。
「氷河はさ、血だらけのが似合うよ。」
「俺がこの血嫌いなの、知ってるだろ?」
「知ったことか。俺が好きなの」
「あのな……」
「氷河は俺のものだろ。黙ってろよ。」
「っ……」
恭二に鋭い目で睨まれる。
「なぁ氷河。お前が言ったんだよ?俺は恭二のものだってさ。だったらさ、なにしてもいいだろ?全部耐えて受け止めてくれるんだろ?なに、調教してやろうか?氷河はそうされるほうが好み?」
「それってさ」
「奴隷だよ、愛玩奴隷みたいな。お前は俺に従い続けるの。」
「……どれい、かよ。ものよりひでぇじゃん。」
「--俺に逆らえないようにしてやろうか?」
恭二が俺の腹にボディブローのように勢いよく爪を食い込ませる。
「がっ、は……っ!」
口からも血が吐き出される。
突き刺したまま、恭二が俺にキスをする。
口元の血を舐めとるように。
「ああ、やっぱ氷河は美味しいな……」
恭二が妖艶に微笑む。
ようやく爪が抜かれる。
身体が耐えきれずに、恭二に寄りかかるように倒れる。
「もう、立てない?」
「むり、だな……足が動かねぇ……。」
「そっか。」
頬を殴られて、地面に叩きつけられる。
腹から溢れる痛みに耐え切れず、丸くなるように踞る。
「じゃあ、氷河は寝てていいよ。後は俺が好きなようにするからさ」
恭二が馬乗りになる。
「氷河がずっと俺から離れないように……調教してやるよ」
※???
カースオリオンの呪いが成就しそうだ。
これで、奴は死ぬしかなくなる。
カースオリオンの呪術は、完璧なものだ。
目の前の神血も相当苦しんだはずだ。
「恭二……っ、う……」
まだうわ言で恭二と呻く男。
その恭二とやらが、かなり酷いことをしているはずなんだがなぁ。
嬉しそうだ。時々顔がにやける。
男の身体から呪いの魔力が漏れ出していることにも気づかずに。
-------------------
普通に怖いぞ、こいつら。
※瀬戸氷河
ナイフを突き刺した腹が血が流れる。
痛い。燃えるような痛みが走る。
「いいだろ……これで……っ」
からん、とナイフを落としてしまう。
恭二がそれを拾い上げ、けらけらと笑う。
「おいおいまさか、本気で実行しちまうとはな!ひゃははは、信じられねぇ!そんなに俺に溺れちゃってんのー?」
恭二がナイフを俺の肩に刺す。
「ぐ、ぅ……ッ!?」
「あははははは!痛くない訳じゃねぇだろ?芳示の傷も治ってねぇもんな。」
血が止まらず、俺の足元に血溜まりが出来る。
「氷河」
恭二が囁く。
「まだ死んじゃダメだからな」
「分かってる……っ」
治癒術で傷をなおす。
完全には治しきれないが、そのおかげで血が止まることはなかった。
「まだ治癒術が使えたのか」
「呪いの心配か?……大丈夫だよ。俺が簡単にくたばるわけねぇだろ。」
「そっか。じゃ、もらおうかな!」
腹の傷口から舐めるように血を吸う恭二。
傷口を舌が這うたび、身体がびくりと動く。
くすぐったい。
「きょう、じ……っ」
「ん?どうしたの?氷河」
「舌がくすぐったい、んだけど……」
「そうしてるもん。」
「……ばか、やろ……っ」
恭二がくすくす笑う。
血を吸い終えると、指で少しとり俺の頬に付ける。
「氷河はさ、血だらけのが似合うよ。」
「俺がこの血嫌いなの、知ってるだろ?」
「知ったことか。俺が好きなの」
「あのな……」
「氷河は俺のものだろ。黙ってろよ。」
「っ……」
恭二に鋭い目で睨まれる。
「なぁ氷河。お前が言ったんだよ?俺は恭二のものだってさ。だったらさ、なにしてもいいだろ?全部耐えて受け止めてくれるんだろ?なに、調教してやろうか?氷河はそうされるほうが好み?」
「それってさ」
「奴隷だよ、愛玩奴隷みたいな。お前は俺に従い続けるの。」
「……どれい、かよ。ものよりひでぇじゃん。」
「--俺に逆らえないようにしてやろうか?」
恭二が俺の腹にボディブローのように勢いよく爪を食い込ませる。
「がっ、は……っ!」
口からも血が吐き出される。
突き刺したまま、恭二が俺にキスをする。
口元の血を舐めとるように。
「ああ、やっぱ氷河は美味しいな……」
恭二が妖艶に微笑む。
ようやく爪が抜かれる。
身体が耐えきれずに、恭二に寄りかかるように倒れる。
「もう、立てない?」
「むり、だな……足が動かねぇ……。」
「そっか。」
頬を殴られて、地面に叩きつけられる。
腹から溢れる痛みに耐え切れず、丸くなるように踞る。
「じゃあ、氷河は寝てていいよ。後は俺が好きなようにするからさ」
恭二が馬乗りになる。
「氷河がずっと俺から離れないように……調教してやるよ」
※???
カースオリオンの呪いが成就しそうだ。
これで、奴は死ぬしかなくなる。
カースオリオンの呪術は、完璧なものだ。
目の前の神血も相当苦しんだはずだ。
「恭二……っ、う……」
まだうわ言で恭二と呻く男。
その恭二とやらが、かなり酷いことをしているはずなんだがなぁ。
嬉しそうだ。時々顔がにやける。
男の身体から呪いの魔力が漏れ出していることにも気づかずに。
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普通に怖いぞ、こいつら。
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