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休憩時間。
語る少年。
語る少年。
・覚悟と死相
※瀬戸氷河
「撃たなきゃ殺されるんだ、殺すのは当然だろ」
そう言い切ったのは、淋道絶華だった。
絶華は、幼い頃から傭兵として名を馳せた少年だ。
一度は俺を殺そうとした男だ。
「俺は死にたくないからね。生きるために殺気を感じて誰よりも早く撃ち殺さなきゃなんない。それはあんたもそうでしょ?」
「そうだけど……」
急に話を振られたので答える。
「なんだよ、歯切れ悪いな。」
「お前は亜須磨と同じぐらいの年だろ。あいつらだって迷っているようなことを、お前は、簡単に答えてしまうんだな。」
「哀れんでるつもり?なら、殺すよ?」
マシンガンを向けられる。
絶華がショートレンジブラッディと恐れられた理由は、近距離でマシンガンを撃ち抜くことにある。
返り血の付くガンナー。
それが絶華だった。
俺は突きつけられても臆せず続ける。
「哀れんでるつもりはねぇよ。俺だって覚悟は決めてるからな。」
「そう?まぁ、あんたは貴重な分慣れちゃってんだったね。」
マシンガンを降ろす絶華。
代わりに質問をしてきた。
「ねぇ神血。狙われ続ける気分ってどう?」
「よくねぇよ。こんな血……なければ、よかったんだけどな」
「あんたが人を避けるのは、それが理由なんでしょ?」
「……そう、だ。」
くくく、と嫌な笑みで笑う絶華。
「いいよねぇ、だからあんたは強いんだもん。俺すらも圧倒するほどに、さ」
「俺は強くねぇだろ……。」
「いいや、実力じゃない意味では、あんたは強いよ。頭おかしいぐらいにさ。」
「俺の強さは……」
「深く考えなくていいんじゃない?」
絶華はけらけら笑いながら、部屋を出る。
俺を困惑させるだけで。
-------------------
淋道絶華は、10代で一番嫌な性格してます。
※瀬戸氷河
「撃たなきゃ殺されるんだ、殺すのは当然だろ」
そう言い切ったのは、淋道絶華だった。
絶華は、幼い頃から傭兵として名を馳せた少年だ。
一度は俺を殺そうとした男だ。
「俺は死にたくないからね。生きるために殺気を感じて誰よりも早く撃ち殺さなきゃなんない。それはあんたもそうでしょ?」
「そうだけど……」
急に話を振られたので答える。
「なんだよ、歯切れ悪いな。」
「お前は亜須磨と同じぐらいの年だろ。あいつらだって迷っているようなことを、お前は、簡単に答えてしまうんだな。」
「哀れんでるつもり?なら、殺すよ?」
マシンガンを向けられる。
絶華がショートレンジブラッディと恐れられた理由は、近距離でマシンガンを撃ち抜くことにある。
返り血の付くガンナー。
それが絶華だった。
俺は突きつけられても臆せず続ける。
「哀れんでるつもりはねぇよ。俺だって覚悟は決めてるからな。」
「そう?まぁ、あんたは貴重な分慣れちゃってんだったね。」
マシンガンを降ろす絶華。
代わりに質問をしてきた。
「ねぇ神血。狙われ続ける気分ってどう?」
「よくねぇよ。こんな血……なければ、よかったんだけどな」
「あんたが人を避けるのは、それが理由なんでしょ?」
「……そう、だ。」
くくく、と嫌な笑みで笑う絶華。
「いいよねぇ、だからあんたは強いんだもん。俺すらも圧倒するほどに、さ」
「俺は強くねぇだろ……。」
「いいや、実力じゃない意味では、あんたは強いよ。頭おかしいぐらいにさ。」
「俺の強さは……」
「深く考えなくていいんじゃない?」
絶華はけらけら笑いながら、部屋を出る。
俺を困惑させるだけで。
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淋道絶華は、10代で一番嫌な性格してます。
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