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続きですね。

欲求不満のな!

・密告告白
※榎本恭二
ようやく長い任務が終わった。
後で来鈴さんに文句いってやろーと考えながら、氷河の部屋に向かう。
俺はずっと寂しかったよ!
隣に神谷さんとか菅谷さんがいてくれたけどさー。
俺には氷河がいないと意味がないんだよ!
満たされねぇよ!
というようなストレスを発散しようと思っていた。
「恭二、恭二!」
廊下で待ち構えていた芳示が上機嫌で俺を呼ぶ。
あんなに楽しそうな芳示は珍しい。
「こっちこいよ、いいもん聞かせてやるから」
「ちょっと後でいいー?俺、氷河とイチャイチャしたいんだけどー」
「その氷河についてのいいもんだよ。俺の部屋入れって」
「むー」
氷河に会いたいけど、芳示にそう言われちゃ気になってしょうがない。
芳示の部屋に入る。
すると芳示がレコーダーを取りだし、再生ボタンを押した。
『好きなんだろ?』
『好きだよ--どうかしてるって思うぐらい……』
芳示と氷河の音声だ。
しかも氷河の声がいつものつんとしてはっきりしている声色じゃない!
恥ずかしそうで求めてるような声色。
氷河がこんなにも俺を愛していたなんて!
今すぐ部屋に飛び込みたい!
うずうずしながらにやにやしながら聞いてる。
音声は短いもので、あっけなく終わってしまった。
「氷河に聞いた、って言ってみ?多分、すげぇ反応するぜ?」
「ありがと、芳示!」
すぐに部屋を飛び出し、氷河の部屋に入る。
氷河はベッドに座って本を読んでいた。
バカめ、そこが椅子でなかったことを後悔するんだな!
「氷河っ!」
勢いよく抱きつく。
あまりに急だったのか戸惑う氷河。
「お、お帰り……恭二」
「氷河、聞いちゃったよ、あれ!」
芳示の切り札を使うと、すぐに顔が真っ赤になる氷河。
「あ、あれって、まさか……」
「芳示のレコーダー!」
恥ずかしさのあまりに言葉すら出てこなくなった氷河。
動揺しているのがあまりにかわいくて。
恥ずかしそうなのがあまりにかわいくて。
ぎゅーっと抱き締めたくなるんだが!
「きょ、きょうじ……」
「んー?」
「会えないって、恭二が傍にいないって……あ、あんな寂しいもんなんだな……」
「そうだなー。俺も超寂しかった」
「だからさ……今日は、少なくとも今は……俺の傍にいて……ほしいっていうか……?」
そして上目遣いで俺を見る。
寂しすぎて壊れてない?氷河。
「もー、大丈夫だって!ずーっといるから!」
氷河がそっと抱きついてきた。
「恭二って、こんなに暖かかったっけ……」
「人肌にも触れてなくて、恋しすぎると!?」
「違う……恭二じゃなきゃ……嫌なんだよ……っ」
「氷河ー、どうにかなっちゃうの俺だよー!」
今日の氷河は可愛すぎる!
もう手を出したいんだけど……!
氷河が強がって、挑発するように笑う。
「っは……俺だって、どうにかなってんだから……恭二もそうなってくんなきゃな」
「ふふん、俺は最初からどうかしてるっての!」

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以下、お見せできません。
バカップルマジバカップル。


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