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コラボ第三弾。
学園パロディで、優勝と青春を手にしてみたり。
体育祭編。

キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが

平穏を望む主人公
伊勢 零一
いせ れいいち

普通で普通な女子学生
井伊原 友恵
いいはら ともえ

最強の現国教師
赤空 葉菊
あかぞら はぎく

※瀬戸氷河
ようやく最終種目である全員リレーとなった。
長ランを脱ぎ、走る用意をする。
「お前、アンカーでいいよな。つか、なんで長ランを脱いだ!?」
「走りにくいだろうが!」
伊勢の妄言を無視するが、伊勢が長ランを俺に押し付ける。
「もっかい着ろって、それで勝てって!」
「……本気で言ってるのかよ?」
「大マジだ」
伊勢の目が本当に真剣だから、何も言えなくなる。
長ランを受け取り、再び袖を通す。
「……これでいいんだろ」
「さすが、団長様!」
「今日だけだからな!」
ちょうどいいハンデだよ。ったく。
俺は、見世物かなんかだろうな。
クラスメイトも湧き上がっているし。
「勝利のためにはこれで逆転するしかない!いいな、負けは認めないからな!」
「イエッサー!」
クラスメイトが湧き上がりながら、準備をする。
俺達のクラスだけだな、こんなに煩いのは。
他のクラスも奇妙な目で見てやがる。
……好奇の目もあるみたいだけど、それは後で問い詰めてみるか。
というわけで、俺はアンカーというわけでしばらく待機することになる。
クラスメイトが走る姿を見ていたが、ずっと2位か3位をキープしている。
そして、バトンを渡すたびに走り終えたクラスメイトが蒼白な表情をしながら俺の様子をうかがっていた。
伊勢も同じ表情で俺を見ていた。特にビビっていたような気がする。
「瀬戸!頼む!」
俺にバトンが渡った時は3位だった。
あまり距離が空いていないので、これなら余裕で抜きされる。
あっさり抜き去り、1位に返り咲いてゴール。
長ランでもやれるもんだな。
「氷河ー!」
伊勢とハイタッチをする。
なんとなく意気投合してきた気がするな。
「さっすが、氷河!体育祭でマジになった奴久しぶりに見たよ!」
「お前、馬鹿にしてる?」
「いーや、全然!」
閉会式を聞き流し、解散の流れとなった。

だが、俺は葉菊さんに呼ばれて、俺はグラウンドに残されていた。
長ランを着たままでいろというのだが、何をするつもりなのだろうか。
「いやー、お疲れ様だな!」
「今度は、何すればいいんだよ?」
「ほら」
と、葉菊さんが何かを俺に投げ渡す。
受け取ってみてみれば、銃だ。
「今日使われた空砲の銃だ。銃なら扱いがうまいんだろ?」
くるくると銃を回して、構えてみせる。
「まぁな。俺の専門分野だ。」
「なんだか上機嫌になった気がすんな」
「久々に持ったからな!これで実弾撃てたら最高なんだけど」
「それはダメだ」
「分かってるよ」
ハンドガンを持った感触を久々を味わえただけ、よしとしよう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
体育祭編終了。
最後のくだりはおまけです。

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