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氷河の話が書きたくて、みょん。



・治癒術妄想
※瀬戸氷河
「氷河ってあれだよね」
「あれってなんですか」
須藤さんの傷を治していたときにふと話しかけられた。
「前線にいるとき多いのに、俺より怪我しないよね」
「須藤さんは、すっ転んでる傷が多いから。」
「いいだろ、俺の話は!」
須藤さんは、何故か転びやすい。
暢気に歌でも歌ってたと思ったら転んでる。
そういうかすり傷が多いので、治癒はしやすい。
「氷河、もしかしてその場で治してる?」
「そりゃそうだろ」
「だから、あんなに無茶できるのか……」
「ん?」
須藤さんの呟きに聞き返す俺。
須藤さんは俯きながらも答える。
「だって、氷河って大ケガすること多いでしょ。それが理由なのかなと」
「……」
「唯一の治癒術師だったら、もっと後ろにいてもいいと思うけど」
「それじゃ駄目なんですよ」
「え」
須藤さんの言いたいことはわかる。
けど、俺はそれじゃだめだ。
後ろになんていられない。
「俺は、守られるのもう嫌なんですよ。俺の代わりに恭二たちが怪我するの嫌なんです」
「…………」
「俺自身が短気なのもあります。どうしても許せなくてつい殴りにいっちまう。けど、それ以上に誰かが傷つくのがいやだ」
「あのさ」
須藤さんが、困ったように笑っていた。
「氷河は、抱えすぎだと思うよ。恭二達だって無理ばっかりする氷河が心配なんだからさ」
「ああ、わかってます」
装飾銃を抜いて、構える。
「けど、魔術師は俺を狙っている。だから、傷つくのは俺一人でいい。」
須藤さんが、ため息をつく。
なにかよくないことでも言ったか?
「俺も、氷河の支えになれないかな?」
「須藤さん?」
「その氷河の強さを守ってみたいって思えたから。」
「……俺はまだ未熟ですよ」
「でも、氷河は強いよ?」

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リハビリんぐ。
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