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久々にいじめたい。


・ブレイクボーディの魔術師
※瀬戸氷河
「さぁ、貴様の血をぶちまけろ!」
魔術師が杖を手にくるりと回す。
俺もハンドガン二丁を構え、撃ち抜く。
それはあっさりかわされ、魔術師の杖から光弾が撃たれる。
「くっ……!」
スピードの早い光弾をギリギリかわし、ハンドガンの弾をリロードする。
魔術師はまた光弾を束ね、打ち出す。
攻撃手段が光弾だけなら怖くない。
余裕をもってかわし、氷の魔弾を撃つ。
魔術師の足元を狙ったはずが、すでに魔術師がいなかった。
「甘い」
「ッ!?」
気付けば魔術師は俺の懐に潜り込んでいた。
勢いのある中段回し蹴りをもろに食らい、後ろの木に強かに打ち付けられた。
「が……っ!」
口から血を吐く。
魔術師はゆっくりとこちらに歩み寄る。
「ボーダーブレイク。限界突破といったかな。私の研究成果だよ」
「いっ……てぇな……」
無理に立ち上がり口元を拭い、蹴られた腹を抱える。
威力が相当のもので、しばらく動けそうにない。
「そうでなくては。私の研究成果が否定されてしまう」
また口から血を吐き出してしまう。
今度は魔術師の指がそれを拭う。
「っ、ぅ……、な、にしやがる……!」
「神血が見たかったのだよ。ふふ、美しい血ではないか」
魔術師は指先についた俺の血を舐めた。
「足りぬぞ」
「ぐ、ぁ……っ!」
また腹に膝蹴りを食らう。
立っていられずに踞る。
血へどはもう出ない。
「……ナイフしかないか」
魔術師がサバイバルナイフを取り出す。
それを迷いなく俺の足に突き刺した。
「ぐっ……」
「堪えるな、泣きわめけ」
「……はっ、まだ痛くねぇんだよ」
「そうか。気丈なものだ」
魔術師がナイフで深く抉る。
「く……っ」
「まだ耐えるか。限界突破、してみるか?」
ナイフを簡単に抜き捨てる。
「げんか、い……?」
「耐えてみろ。」
胸ぐらを捕まれ、たたされたあと軽く後ろに押された。
その後、瞬時に魔術師が消えた。
「神血。地に住む神、か。」
俺の意識はふつりと切れた。

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リハビリング!三回目。
まだ短いっすよね。

うーむ。
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